君は人間じゃない | ぴいなつの頭ん中

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殻付き。そにっくなーすが言葉を地獄にかけてやる

君は人間じゃない

君は憧れ以上の存在だから
これはカチカチに固まった恋です
同じ人間と思えない、
美しい声で歌うでしょう
あらわな優しさと美しい弱みと
とがったたばこも隠し持ってるの知ってる
似てるようで形が違う

君は憧れ以上の存在だから
これは溶かさないと愛にならない
似ているけど違う、それだけで
どうして同じと思えるの 不思議
知覚できるものなんてほとんど思い込みがつくったフェイクなのにね

正直に好きと言える
正直にわからないと言える
ありのまま、そのままを歌える
もし僕が人間なら
君は人間じゃない
同じように見えてべつべつの世界

僕は人間じゃないかもしれない
醜くて羽もヒレも無い
くちばしもバネもない
穴ぼこだらけで光合成
空想するときだけいろんな生き物をたべて生きているけれど

君は人間じゃないかもしれない
もし僕が人間だったらの話
もしかしたらこの僕こそ
人間じゃないかもしれないから

確認する触っていいかな
顔から、体、その心全部
空気に触れてやわらかくとろける
錆び付いた部分も歌にして
僕がほんとうに人間で
君が人間じゃなかったとしても
君がほんものの人間で
僕が人間じゃなかったとしても