コ・ディペンデントエゴイスト | ぴいなつの頭ん中

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殻付き。そにっくなーすが言葉を地獄にかけてやる

君の描く世界は本当にすてきだよね。
君がそれを見せてくれるたびにわたしはかなしくなってしまう。

誤解したらいけんよ、かなしいってのは、愛っていう字に送り仮名ふって、かなしいって読むん。
だから、好きで好きでたまらんで、あたしはかなしいっておもうんよ。

君の中の世界はきっと、言いようもなく広くて、美しくて、君がいつも少しずつ見せてくれるのはその世界のほんの一部にすぎないんだよね。だから君はいつも苦しそうに生み出すんだよね。君の大きくて美しい世界にくらべたら、ほんとうに米粒くらいの大きさにすぎない言葉とか音とかそういうものに当てはめて、見える触われるものにしてるのだから。

君の描く世界と君自身を繋げている脳みそを、他の誰にでもできるものごとを覚えるために使わないように、あたしは細心の注意をはらって君を守ってあげるよ。

君の優しくてやわらかな世界を教えてもらったお礼だから、何も気にしないでいいよ。

大きなベッド使ってたくさん夢を見て。

あたしはマッチ箱で寝るから。

君の世界には及ばないかもしれないけど、晴れの青空も君がぜんぶ使っていいよ。

あたしは夜の空を見てるから。

いくらでも酸素吸っていいよ。

あたしはもうそれ、使ってないから。

あたしの愛も、いくらでも持って行って。

君のエネルギーになるならそれが幸せだから。