夜中になると興奮しだす
いろんなたましいが巻き返す
ひとりぼっちは僕だけだった
君はみんなから大事にされていた
君が欲しいあまり
君しかいないよと言っていたら
ほんとに君しかいなくなっていた
かわいそうなふり、したくないから
なるべくしないでおくね
冷静になる
めんどくさいひとだとか
思われちゃわないように
君しかいないから僕はどんどん
小さくなっていった
僕と君にしか通用しない
狭い世界で泣きじゃくった
同じ本を何度も読んで
同じ曲を何度も聴いた
熟成されゆく感性は僕がかつて望んだ形ではあったが
こんなに苦しいとは思わなかった。
ひりひりといたむ
僕には僕の棘しかささっていない
誰かの棘のきずだったなら
その痛みもどんなに心地好いか
刺して欲しいよ
もう何日も誰もいない部屋で泣いている
君はたくさんのひとに囲まれて笑っている
刺して欲しいよ
こっち見て欲しいよ