なんかくやしいね | ぴいなつの頭ん中

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殻付き。そにっくなーすが言葉を地獄にかけてやる

母親がいなくて、年が離れた弟がいたら、姉であるわたしは必然的に母親代わり主婦代わりにならざるを得ない。

だけど母を亡くしたショックからこの2年間、喪失感を言い訳にして家からずっと離れて遊んでばかりいた。

なので今、子育ての壁と家事の壁に苦しんでいる。


とくにやばいのが、父親と子育て方針がかみ合わないということ。

父親はゆっくりペース。ダメなやつになってもいいと思っているらしい。

私はハイペース。弟も喪失感のせいで心が死にかけて勉強に対する意欲を失っていたので、喪失分の遅れを取り戻そうと必死。

天才になれとか、私みたいに医療を目指せとか言ってるわけじゃありんせん。

ただふつうに、知ってるべき最低限のことを知り、頭の働かせ方ぐらい知っとけってぐらいしか求めていません。

だけどわたしだって自分の活動で精いっぱいで、弟を常に見ていられるような立場じゃないから、

父親には「気が向いたときに文句ばっかり言いやがって」って思われてキレられて衝突。

普段一番一緒にいるのが父親だから、しかたないのかもしれないけれど、私だって一応きちんと弟のこと考えているしあせっているんだよ?


子育てに関して考え方が一致していることが必ずしもベストだってわけじゃないし、むしろ違っていないと子供が一つの考え方にとらわれすぎて行き詰ってしまうから、違った考え方が共存しているのは普通だし必要不可欠のはず。私と父親だって、ハイペースとゆっくりペースがうまいぐあいにミックスされれば、きっと最高の子育てができるはずなのに、おたがいちゃんと考えをもってるくせに折り合いのつけかたがうまくいってないから衝突する。


ああ、きっと世間の主婦は、こういう衝突の時、わかりあえなさを感じて、自分の妥協できない弱さにきづかぬまま相手に分かってもらえないというさびしさに駆られて離婚したいなって思うんだろうな。


とかおもってしまいました。

今頑張れば将来苦労しないんだろうけどね。「なんだ、21歳の時といっしょじゃん」みたいな。


そんな風にイライラして悶々としていたが、ちょっと出かけた父親と弟が帰ってきて、私に高いお団子を買ってきてくれた。


でかけるまえは教育方針から発展して私のお金のことまでぐだぐだもんくいってたのに、何事もなかったかのように笑顔で。


お団子につられた気がしたけれど、ほーらやっぱり家族だね、って頭のすみで声がした。

今父親が弟に宿題を教えている。私は年明けの実習に向けて勉強。

私のいらいらも、一生懸命も無意味ではなかったようですね。


衝突しない家族なんて、ほんもののかかわりできないし、

他の家族員の悪口言わない家族だって、きがぬけなくてつらいよ。

私は厳しいお母さん役。父親はやさしいアドバイザー役。

私は世の中の規律を教える。厳しさを。ルールを。必要なことだからね。

そしてたまにそれに沿うのがつらくなったら弟は父親に逃げればいいし。

家族が分担すべきは、家事(掃除洗濯など)だけじゃないんだよな。