カーテン光射す 冬の遅い朝 閉じたカーテンの繊維の隙間 いくら閉ざしても入り込んでくる そしてどうしてか拒めない あなたの優しさみたいな 冬の日差しが目覚めさせる一日 けだるくて逃げてしまいたくて でも愛している光 いつから忘れてしまったのか もともとなかったものなのか きづかずにそこにあるのか すべてあきらめて受け入れたくなる この優しさから透ける すべてのものに触れていたい 抱きしめてもすりぬけていくのに 泣き出すと包み込んでくれる もうすこしそばにいたいのに 気がつくとあなたはもういない