クリスマスの夜 眠いのを我慢して
サンタクロースを待ち望んでいた私が
気付けばサンタクロースになって
笑顔を楽しみにしながら 枕元にしのびよってる
いつの間にか『大人』と呼ばれるようになった
だだっこもやめた
強いキモチを得た代わりに
失ったものは…
ひとひらずつ数えてく
赤鼻のトナカイが必死に生きてるよ
笑えばいい 笑いたいなら
だけど私は黙ってこの
あたためた両手をさしのべたい
助けてあげるんじゃなく
ともに歩いてゆくために
赤鼻のトナカイが必死に生きてるよ
笑っていた 幼い頃は
だけど今の私はなぜか
ただ 涙が溢れるんだ
私が失ったもの 彼がもっているから