身にあてられた光を 素直にうけて
優しく でも力強く うちかえす 夜光杯
君が見たがっていた 砂漠上の満月を飲み干すよ
乾杯したいけど ひとりでは出来やしないから
せめて傍にいて
見えなくたっていい
存在が安心になるから
違う世界を見せて 外国製のキャンディみたいに
ここではないどこかの味
天からの琵琶の音は 君からのプレゼントだと思ってもいいでしょう
帰れるのかなぁ もとの場所へ
君と語り合ったあの場所へ
戻れないところまで来てしまったかもしれないんだ
帰れるのかなぁ あの場所へ
抱えた不安を砂に埋めたくて
杯をいっぱいにして ひとり酔いしれる
いくら飲んでも 月は決してなくならない
甘い音色もいつしか途絶えて
真の静けさが襲う
バカみたいかもしれないけど もうすこし逃げてたい
冷たい静寂から
しのびよる恐怖から