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渡辺繁一のブログ

演出の効果を設計する

昨日は、

セミナー

知り合いのクリスマスパーティ

と相変わらずのスケジールだったのだが。

日常の処理しないといけないワークが蓄積していたので

申し訳ないが、キャンセルしてしまった。

若い頃だと、セミナー出席、クリスマスパーティに出席

最終電車で帰宅。

それから資料作成。

月曜提出、と体力と精神力で乗り切るのだが・・・・・

実は、土曜の夜も友達のクリスマスパーティを2つ、帰宅時間が4時。

あと、6時間でセミナーの時間だ、帰宅後がんばって冷たいシャワーを浴びて

作業を進めたが、がんばったが、

睡魔に勝てず机の前で撃沈。

やはり、歳には勝てないか?

このブログでお詫びしたいと思う。

宴会の最後。

締めを○●さんにお願いします。

最近は、短い一本締めが多かったのだが。

「大阪締め」は初めて聞いた。

長年大阪に居たのだが?

みなさん知ってました?

久々の大阪。

大阪のパーティ兼忘年会。

主催はスタイルマティクの松本氏、大阪を拠点として照明デザインを行っているが、活動範囲は全国に及ぶ。
昨日は、大阪の照明業界の関係者約60人が集まる、

話題はもっぱらLED。

LEDの出現は、照明業界にとっては100年に一度ともいえるイノベーション。

このイノベーションをどのようにとらえるか?




少し前にレンガ職人の話をだした。

あるレンガ職人に、あなたは何をしているですか?
と聞くと。

1.壁を作っています。と答える人。
2.建物を作っていますと答える人。
3.子供達が喜んで安全に遊べる公園を作っていますと答える人。

何処答えも間違っていないのだが、
最後の答えには、職人さんの気持ちが、その施設を使う人達の感情まで考慮している。
文章で読むと3の人はすごい、将来すごい事になるに違いない。と誰もが感じると思う。
また、3のような職人が職場にいると建物の完成度に明らかな違いが出るに違いない。


自分がLEDに対してどのような意識で取り組んでいるか?

それを考えることが本当のイノベーションだ。


少し前のことだが、唐突に思い出す。
僕は、劇場の照明設備のデザインも行っている。
現在、某横浜の学校、北京郊外の劇場のコンサルを実行中だが

以前携わったプロジェクトは、特に感慨深い。

それは、アメリカのカルチャーを感じる瞬間でもあったのだ。






ようやく劇場がオープン。
アメリカンスクールなので高校だが、高校と侮るなかれ。。。

 それを説明すると少し長くなる。アメリカの演劇に対する市民の感覚は、日本人のそれと全く異なる。会社に属しながら演劇をする人は結構多い。それも素人では無く、地元にミュージカルがあるとオーディションに出る程度のスキルはある。会社側もそんな活動を積極的に応援するスタンスを持っている。地域でミュージカルがあると会社で応援したりする。

  アメリカのミュージカルは、演じる方もプロなら、観る方もプロなのである。

 コンサートに行くために会社に恐る恐る早退届けをだす日本とは雲泥の差。

 自ずから、高校での演劇もかなり本格的になる。舞台セット美術を制作する工房、照明装置、音楽する為にリハーサル室があり、舞台の前にはオケストラピットがある。また、演劇の様子を収録、本格的なビデオ編集室まである。スタッフからキャストまですべて高校生でこなす。演劇は外部の人も鑑賞可能、開演日、ホワイエには生徒の父兄が手作りしたフードが並ぶ。

 すべてが若い感性をブラッシュアップする為にある。

 これから数10年、何千人あるいは、何万人の人がこの劇場を使い、演じ、演奏し、鑑賞し、そして数多くの感動が産まれる事だろう。
 
 層の厚い演劇人がここから産まれる。
 


 そして僕は日本にいてこの劇場の設計の一部を手伝う事ができた。これは、僕にとっての宝ものと言えるだろう。

(大阪のホテルにて)
確かオーストラリアだったと記憶しているが、子供が怪我をして病院に駆け込んだ場合、

治療を行うと同時に、どうしてその怪我をしたのかをヒアリングするのだそうだ。

ヒアリングした結果、怪我になった元の原因のデーターは、コンピュターでデーターベース化される。

そのデーターを元に怪我や事故の原因を取り除く働きかけをメーカーや、設計士、建造物の事業主に対して行うのだそうだ。

こういったデーターが公にシェアできることで事故の発生する根本的な原因を除去しようとする活動だ。
この活動の効果は計り知れない。


例えばドアのヒンジのところに指を挟んでしまった場合、

小さな子供さんのいる家庭はどこでも起こりうる事故である。

ドアのヒンジ部に指を挟まないように注意を促すことはできるかも知れないが、彼らは遊びに集中すると注意を怠ってしまう。

その結果、事故に繋がる。

この場合、事故を防ぐ発想は、

ドアとヒンジの間の箇所に指が入らない処置をおこなうことで指を挟むことが無くなる。

と発想する必要がある。

事故発生のメカニズムを知る、メカニズムをどの部分で断ち切るか?
アイデアも含めて情報を共有することが、ポジティブにインテリジェントに問題の根を根絶する。

 

日本ではおそらくそのようなシステムは無いと思う。責任はすべてメーカー主体。

大きな事故になって始めて重たい腰を上げる。結果、尊い犠牲が発生する。

この連鎖はあまりに学習能力が無いとしか言いようが無い。

数年前の流水プールや回転扉の事故でもう尊い犠牲は十分だ。

ちいさいけれど貴重な意見を生かして、本当に子供にやさしい環境を作る必要があるだろう。