本日、用を足しているとき、最近、駅の便器が綺麗になってきたなぁとぼんやり思う、それは、その影で毎日毎日掃除してくれる人がいるからこの清潔な状態が保てていると考えると、感謝せずにはいられない(笑)気分になった。
もしかしたら、便器メーカーさんはもう試しているかもしれないが、カタツムリの殻にちょっといたずらして油性マジックで落書きをしたのだが、普通の水をかけるだけで汚れが落ちたというのを思い出した。すこし、文献をしらべると、こんな内容。
「カタツムリの殻を調べたところ、アラゴナイトとよばれる大理石の一種と、タンパク質の複合材でできていることがわかりました。しかしこれは、汚れをはじくどころか、油と非常に相性が良く、普通に考えれば汚れが付きやすい素材だったんです」と説明してくれたのは、LIXIL広報の河合さん。
外壁汚れの一因となっているのは、車の排気ガスにも含まれている“油と炭素”。それらをものともしないカタツムリの殻の構造を、さらに詳しく調べてみると――。
「カタツムリの殻にはとてつもなく細かいミクロの“溝”が刻まれていました。その溝に水を貯め、ごく薄い水の膜を張っていたんです。だから、たとえ汚れがついても、簡単に流れ落ちていたんですね」
そこで、INAX(LIXIL)は“水の膜”をヒントに、空気中の水分になじみやすい外壁タイルを開発。思考錯誤の末に、雨が降れば自動的に汚れが落ちる外壁システム「ナノ親水」が誕生したのだそう。
それまでは汚れるのがあたりまえだった外壁。カタツムリの小さなおうちをきっかけに、汚れない壁が誕生するなんて! まさに自然界の神秘から生まれた人類の知恵ですね。
参考
http://housing.nikkansports.com/news/f-hs-tp0-20120608-2012060820422.html
便器のよごれは油によるものではないが、「とてつもなく細かいミクロの“溝”が汚れをはじく」原理は同じだと思う。