ソニー開発の『18か条』
第七条 商品の弱点を解決すると新しい市場が生まれ、利点を改良すると今ある市場が広がる。
弱点というのは、人によって違うという事を理解する必要がある、カメラという限定された商品を例にとるとよくわかる。
プロシューマとしては作品をよりひきたたせるため、マニュアルでフォーカスを合わせるのがプロのスキルである、という考え方が幅を利かせていたのであまり必要性はなかったと思われていた。(問題では無い)
アマチュアのニーズは芸術性の高い、きれいな写真を簡単に撮りたいということだ。だから厳密にフォーカス合わせるスキルは問題点になるのだ。(問題有り)
オートフォーカシングの機能は、今まで写真撮影は専門家の領域だと思われていた写真撮影の世界を変えたといっても良いと思う。
美しい芸術性溢れる写真を自ら撮影できる喜びをこの機能(問題点の解決)は創りだしたという解釈をすると「商品の弱点を解決すると新しい市場が生まれる」という意味がよくわかる。
さらに、この機能を改良を加え、当初で始めのオートフォーカシングの機能は1点から8点程度のフォーカスポイントであったものが改良を加えることで現在は32点とか51点とかに進歩している。
オートフォーカシング機能が出始めのころは、作品意図を忠実に再現するには、フォーカシングポイントが少ないのでマニュアルで合わさざる得なかった。
それが、今では51点、こうなると本当にだれでも、プロ並みの(撮影のスキルという意味)写真を撮ることが出来る、という新しい可能性を潜在的な顧客に働きかける事ができる。結果、今の市場が広がるのである。