仕事をしていると、営業活動、ものやサービスを相手に提案する作業がある。オファーがあって煮詰めてきた長期に渡る案件もなにか想いも寄らぬ事でいきなり破談になる事も少なくない。この時にどうその案件の対して考えるか?
旨く行った時より、旨く行かなかった時にスタディする事の方が貴重だと考えてみる。
つまり、この破談になった案件。この事によって自分にどんなメリットとデメリットを得る事ができたのだろうか?と考えてみる事だ。
いろんな、考えがわき起こる。N-ネガティブ、P-ポジティブに分けて書いてみた。
N1.時間が無駄になった。
N2.今回の敗因は自分の努力でなんとかなるというレベルを超えている。運の問題。
N3.売り上げが減った。
N4.充分にベネフィットが相手に伝わったのだろうか?
P1.プロジェクトを通じてまた新しい人脈が増えた。これをどう活かそうか?
P2.破談になった原因を分析する、破談の構造を知る事で次のプロジェクトに役立てる。
P3.やり方が間違っていたのかも知れない。
P4.破談になったが、クライアントとの関係性に亀裂がはいった訳ではない。破談の原因がわかればクライアントとの関係性を生かすアイデアが生まれるはず。
NもPも考慮すべき必要な情報として考える。
文章で書かれた言葉は、感情やパワーが伝わりにくい。
ここまで文章を書いてきて思うのだが、これが伝わるというのはどういう事なのだろうかと?
理屈と頭でこうすれば良い、こう有るべきだとか書かれた本やセミナーは沢山ある。でもその通りには旨く行かない。
最近思うのだが、それは、理窟が頭に入っているのだが、それが日常の行動をする上での原動力になっていない。
つまり、「解ったということ」と「それが出来る」ということは全く次元の異なる事であるという理解をしないといけない。
人間、ココロに痛みを伴う事、素晴らしい感動をした事、はココロに深く刻まれる。別の言い方をすると感情のダイナミックレンジが広い(子供は広い)と何らかの出来事を感じ取り方も強烈であると言える。
子供のころしかられるとひどく傷ついたりした。大人になると少々のことでは傷つかない。これは感情のダイナミックレンジが狭くなった事によるものだろう。
感情のダイナミックレンジを広げるにはできるかぎり、より具体的に想像し、感じてみることが必要だと思う。