『子どもは詩人』 | 翻訳家の毎日

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幼稚園の行事で、プラネタリウムに行ってきた長女。


帰宅後、感想を訊いてみた。


すると、両手を胸にあて、目をつぶり……


「心で写真を撮ってきたの」


しばらくすると、心の映像を小さな両手に焼き付けたのか、その手で私の目を覆い、


「見える?」


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子どもは、初めて見るものがたくさんある。


初めて体験することもたくさんある。


だから、世界はおどろきに満ちている。


詩人は、きっと、見慣れたものを、はじめて見るように見られるんだろう。


ありふれたものを、ありふれていると感じないんだろう。


子どもは、みんな詩人だ。