こんにちは。
フランスでナチュロパット修行中のKayです。
「身体に良い食べ物」
ときいて、何を思い浮かべますか?
「ヨーグルト」
「納豆」
「キヌア」
「ナッツ」
「野菜」
などなど、色々な食べ物が出てくると思います。
そして、巷には色々な健康法などが広まり、
ブームになっては消え、
新しいブームが来ては消え。。。
その繰り返しです。
でも、身体に良いといわれる食べ物でも
食べ方や選び方によっては
却って身体に悪いことになっていることもあります。
また、身体に良いからといって
そればかり食べることも、
栄養のバランスを崩してしまうことになりかねません。
そして、同じ人間でも、それぞれが違うように
ある人に良い食べ物が、別の人に良いとは限らないのです。
野菜などの植物性のものは身体にいいイメージがありますが、
本当に良いことしかないのでしょうか。
植物には、栄養だけではなく人の身体に悪影響を与える物質も
含まれています。(吸収阻害物質と呼ばれます)
これらは、植物が自分の身を敵から守るために
植物に備わった自己防衛機能です。
代表的なものは
大豆や穀物に含まれるレクチン、
ほうれん草などに多く含まれるシュウ酸、
紅茶、緑茶、コーヒーなどに含まれるタンニン
穀物に含まれるフィチン酸
などが挙げられます。
これらを含む食べ物を食べると、
身体に必要な栄養素(鉄、亜鉛、カルシウム、
マグネシウムなど)の吸収が
阻害されてしまいます。
ただでさえ、農薬を多用する現代の農法により
野菜そのものの栄養分が減少しているのに、
吸収阻害物質によりそれさえも吸収できなければ
毎日バランスの良い食生活を送っている人でも
栄養不足に陥ってしまいます。
とはいへ、吸収阻害物質は、下拵えの段階である程度
取り除くことができますし、
吸収阻害物質が少ない野菜もあります。
だからこそ、偏ったものを食べるのではなく
バラエティーに富んだ食材を満遍なく食べることが
重要になってきます。
1つの食べ物ですべての必要な栄養素が賄える食べ物は
この世には存在しませんから。
いつも同じものを食べがちな方は、
少し違うお店に行って、違った食材を購入してみては
いかがでしょうか。