こんにちは。
フランスでナチュロパット修行中のKayです。
「身体に良い食べ物」
ときいて、何を思い浮かべますか?
「ヨーグルト」
「納豆」
「キヌア」
「ナッツ」
「野菜」
などなど、色々な食べ物が出てくると思います。
そして、巷には色々な健康法などが広まり、
ブームになっては消え、
新しいブームが来ては消え。。。
その繰り返しです。
でも、身体に良いといわれる食べ物でも
食べ方や選び方によっては
却って身体に悪いことになっていることもあります。
また、身体に良いからといって
そればかり食べることも、
栄養のバランスを崩してしまうことになりかねません。
そして、同じ人間でも、それぞれが違うように
ある人に良い食べ物が、別の人に良いとは限らないのです。
野菜などの植物性のものは身体にいいイメージがありますが、
本当に良いことしかないのでしょうか。
![https://food.foto.ne.jp/free/img/images_thumb/fd400668.jpg](https://food.foto.ne.jp/free/img/images_thumb/fd400668.jpg)
植物には、栄養だけではなく人の身体に悪影響を与える物質も
含まれています。(吸収阻害物質と呼ばれます)
これらは、植物が自分の身を敵から守るために
植物に備わった自己防衛機能です。
代表的なものは
大豆や穀物に含まれるレクチン、
ほうれん草などに多く含まれるシュウ酸、
紅茶、緑茶、コーヒーなどに含まれるタンニン
穀物に含まれるフィチン酸
などが挙げられます。
これらを含む食べ物を食べると、
身体に必要な栄養素(鉄、亜鉛、カルシウム、
マグネシウムなど)の吸収が
阻害されてしまいます。
ただでさえ、農薬を多用する現代の農法により
野菜そのものの栄養分が減少しているのに、
吸収阻害物質によりそれさえも吸収できなければ
毎日バランスの良い食生活を送っている人でも
栄養不足に陥ってしまいます。
とはいへ、吸収阻害物質は、下拵えの段階である程度
取り除くことができますし、
吸収阻害物質が少ない野菜もあります。
だからこそ、偏ったものを食べるのではなく
バラエティーに富んだ食材を満遍なく食べることが
重要になってきます。
1つの食べ物ですべての必要な栄養素が賄える食べ物は
この世には存在しませんから。
いつも同じものを食べがちな方は、
少し違うお店に行って、違った食材を購入してみては
いかがでしょうか。