オランダに来て以来、クラニオセイクラルオステオパシーの講座スタートに向け、本腰を入れてその整合性のリサーチを行ってきましたが、ある一つの結論に達しました。

 

それは、自分のクラニオセイクラルオステオパシーは、「バイオメカニクス」「バイオダイナミクス」として世に知られているものと別物であるということ。

 

そして、世の中のクラニオセイクラルセラピーの中心理論となる「第一次呼吸メカニズム(PRM)」と「クラニアル・リズミックインパルス(CRI)」は、そもそも存在しないということを自分の中で結論付けました。

 

以前から何度かこのブログでも取り上げているのですが、伝説的なオステオパスとして知られるフルフォード博士が亡くなる直前に残した言葉です。

 

自分なりに、この言葉の意味を理解できたのではないかと考えています。

 

ただ、これをここで中途半端に解説すると、他のオステオパスやクラニアルの施術家たちに混乱を引き起こすことになるのでここではあえて説明はしません。

 

フルフォード博士もこれについては多くを語らなかったとありますが、おそらく混乱を招くため「あえて」語らなかったのだと思います。

 

ただ、あえて一言でいうならば、私が感じていた波動というものは、実は施術を受ける側からのものではなく、施術者自身が発するものであるということ。

 

この気付きによって私の中でパラダイムシフトが起こり、一気にクラニオセイクラルオステオパシーに対しての考え方とアプローチが変わりました。

 

そして、自分の行っているクラニオセイクラルオステオパシーを講座にしたいとこの半年試行錯誤してきましたが、やはりこれを自分自身が納得のいく形でお伝えするのが困難であることから、一旦この講座を断念することにしました。

 

講座を楽しみに待っていてくださった方には本当に申し訳ありません。

 

しかしながら、このオランダでの約半年間のリサーチと臨床の中で「はっきりした事」が数多くあり、それにより「間違いない」と核心を持てるアプローチをすることで意図した施術効果と、その施術自体の意味を明確に理解できるようになりました。

 

講座に期待していただいた方々には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、その代わり、今まで受けていただいたクラニオセイクラルオステオパシーとは違うレベルの施術をお受けいただくことができると考えております。

 

2014年、オーストラリアの大学でこのクラニオセイクラルオステオパシーというものに出会い、かれこれ8年以上にわたりリサーチをしてきましたが、ここで一つの区切りをつけることができました。

 

そして、ここオランダに来ることができたおかげで、ある意味正当なオステオパシーとしての頭蓋仙骨系へのアプローチを再認識することができました。

 

今後はしっかりと臨床の場で役立てられるように、さらにエビデンスベースに落とし込んでアップデートをし続けていきたいと考えています。

 

やはり、オステオパシーの創始者Dr. A.T.Stillが常に彼の生徒たちに言っていた言葉「Anatomy, anatomy, anatomy.」これに尽きます。

 

日本の医学に大きな影響を与えた杉田玄白の「解体新書」は、ここアムステルダムで翻訳出版された蘭学書「ターヘル・アナトミア」が元になっています。

 

ここオランダのアムステルダムに来て、解剖学の重要性を思い知らされるとは、何か不思議なご縁を感じざるを得ません。