例えば、何かミスをした時に、そのことがずっと頭から離れずに考え続けてしまうことはないだろうか?

例えば、何か自分にとってマイナスの情報を知った時、そのことが頭から離れずに不安になってしまうことはないだろうか?

「考え続けてしまう」とは思考のことであり、思考とはマインドを意味します。

「不安」とはマインドから生まれる感情であり、そこで生まれた感情からストレスが生まれます。

また、ストレスとは感情の過剰な高ぶりであり、仮にそれがポジティブな感情であってもストレスになり得ます。

それらのストレスは交感神経系を興奮させ、副交感神経系の働きを邪魔します。

副交感神経系がうまく機能しないと、体に備わっている自然治癒力もうまく働きません。

当然、交感神経系が刺激され続けると、毛細血管は収縮して血行不良になります。

同時に、筋肉は防御反応から収縮し、いわゆる「肩こり」などとなって体に現れます。

これらの血行不良や筋肉の収縮は、頭痛やめまいなどを引き起こし、その症状自体がストレスとなり、自律神経系のアンバランスの無限ループに突入してしまいます。

思考=マインドを止められずに、交感神経系が長期間にわたって刺激され続けると、体は防御反応として自ら交感神経系をシャットダウンします。

そして、その反動で副交感神経系が過剰に働き、痛みの原因となる炎症反応を引き起こしたり、無防備になった筋肉はちょっとした動きにも対応できずに、例えばギックリ腰のような症状となって現れます。

さらに、「止められない思考」や「感情によるストレス」により、交感神経系が過剰に刺激され続けることによって、体の免疫系はどんどん低下し、ナチュラルキラー細胞ががん細胞をやっつけるスピードよりも、がん細胞が作られるスピードが上まった時に、人はガンになります。

このように思考=マインドはカラダにとって大きな影響を与えます。

そして、この場合の「痛み」「ギックリ腰」「肩こり」「頭痛」「めまい」「自律神経失調症」「がん」などの身体症状の原因は「カラダ」にはありません。

これが「病は気から」と言われる所以です。

オステオパシーでは、アンバランスになった自律神経系の働きを正常な状態に戻すために、頭蓋オステオパシーをはじめとした様々なアプローチによって施術を行います。

心当たりのある方は、ぜひ一度オステオパシーをお試しください。