先に結論から言います。
この世に、手を使って人の体を「治癒」することができる「ゴッドハンド」は存在しません。
最近ネットの広告などでもよく出てくる「たった○分でヘルニアが治る!」だとか、「たった一回の施術で脊柱管狭窄症が治った!」などという類の表現が氾濫していますが、そんなことはありません。
そもそも治療家・施術家には体を「治癒」させる能力はありません。
なぜなら、それができるのは唯一、「あなた自身」だからです。
例えば、頚椎ヘルニアによる「痛み」
その要因は、確かに「筋肉や筋膜の過緊張」だったり「姿勢の悪さ」であることが多いです。
しかし、それらはあくまで「要因」であって「原因」ではない場合がほとんどです。
もしかして、その筋肉の過緊張は「内臓の不調」から来てるかもしれません。
または、「ストレス」からくる「交感神経系の過緊張」による筋収縮によるものかもしれません。
そして、その「内臓の不調」や「交感神経系の過緊張」はカフェインやアルコールの取りすぎなどの「生活習慣」から来るものかもしれません。
もしかしたら、そのストレスは「あなたの考え方」すなわち「マインド」に原因があるかもしれません。
私たちオステオパスは、施術のテクニックに重きはおかず、患者様との対話により「真の原因」が何であるかを探ることに重きを置きます。
私が医学生だった頃、教授たちからは「テクニックなんて二の次だ、診断(原因の追究)こそが重要である」と、ことあるごとに叱咤されたのを覚えています。
日本ではよく人気のある施術家を「神の手」などと表現するように、テクニックの技術の向上にとてもフォーカスをします。
しかし、実はテクニックによって治療家や施術家ができることは、大したことはありません。
せいぜい、その「要因」を取り除いて、痛みを緩和したり、体自身に「治癒」の仕事をさせるための「下準備」をしているだけです。
何度も言いますが、その「原因」を取り除くことができるのは「あなた自身」であり、最終的にあなた自身に備わっている「生命力」があなたの体を治癒します。
ゆえに、私たちオステオパスは、患者の「痛みや症状」にはあまりフォーカスをしません。
「痛みや症状」はあくまで、「今のあなた」の結果であり、痛みや症状を取り除くことは「原因」を取り除くことにはならないからです。
しかし、現実にはそんなことはどうでもいいから「痛み」を取り除いてほしいという方がほとんどです。
もちろん、一回の施術でも痛みを緩和することはできます。
ただ、原因を取り除かない限り、その痛みは「完全」になくなることはありません。
読谷ホリスティックスでは、よくある「回数券」は販売しておりません。
なぜなら、その原因さえわかれば、その人の努力や気付き次第で何度も通わなくてもいい場合がほとんどだからです。
余談ですが、治療院における評価の良い口コミはあまりあてにすることはできないと思っています。
本当に施術に感動していただいた方からは、直接メールや手紙が届きます。
施術とはあくまでプライベートなものです。
よって、口コミもよっぽどのこと、もしくは頼まれない限り、お客さまが自ら書くことは稀です。
最後に、現代医学に慣れてしまった文字通り現代人にとっては、病気を治すのは「医者」であり「治療家」であり、「手術や投薬」です。
しかし、冒頭から何度も述べているように、オステオパシーにおいて、最終的に不調を治すのは患者様自身の生命力です。
それには、まず患者様自身が自分の健康に責任を持ち、自分の体、心、魂の声に耳を傾けることから始まります。
不調の原因とその答えは常に自分自身の中にあるという気づきを与えることは、オステオパシーの最も重要な仕事の一つでもあります。
