ハイマイト!

こちらに来てもうすぐ一年ですが、どうしても慣れないことがあります。

それはセクショナリズムとでもいいましょうか、仕事の役割分担とでもいいましょうか。

例えば、病院。

日本では病院に行くと様々な科と設備があります。

すぐに対応する科を紹介されて、場合によっては検査も迅速に行われます。

一方、オーストラリアでは。

耳が痛いからといって、直接耳鼻科にかかることはできません。

まずGPといって一般医にかかります。

そこで紹介状を書いてもらってはじめて耳鼻科に行くことができます。

さらに検査が必要な場合は、また紹介状を書いてもらって検査の専門医へ行きます。

だいたい、こうやってあっちこっち行ってる間に治ります(笑)。

こんな感じで、日本に比べて非常に不便です。



で、話は変わって先日授業中にこんなことがありました。

BMI(肥満度チェック)の公式をつかって実際に数値を出すという実習です。

公式は体重を身長の2乗で割るというもの。

日本だったら小中学生でも楽勝にとける計算です。

でも、みんなかなり手こずっていました。

となりの子があまりにも手こずっているので

2乗とか考えないで、体重÷身長÷身長で計算してみな。簡単だろ。って教えたら

それを見ていた先生に真顔で『あなたは数学者なの?』って言われました。

え?ていうか先生、あなたはこれくらいわかるでしょ。

実際その先生はかなり有能なナチュロパスです。



とまぁこんな出来事がありました。



で、思ったこと。

こちらの方は、自分の好きなことに対してどんどん勉強するけど、

興味のないことにはまったく労力をかけない。

一人がマルチに色んなことできないけど、

専門分野に関してはかなり有能だと思います。

現にこちらの大学では日本のような一般科目は無く、専門分野の授業だけです。

それでも、日本に比べてかなり遅れている分野はありますが、

日本よりはるかに進んでる分野もあります。

ちょっと視点を変えると、

自分の好きなことだけやってりゃかなりの確率で仕事になるってことです。

この前、家に来た配管工に『この仕事好きか?』って聞いたら、

『超大好き!』って言ってました。

彼の言葉からは、自分の仕事に対しての愛着が感じ取れました。

この人幸せだな~って思いました。


これからは、セクショナリズムと嘆くのはやめて、

プロフェッショナリズムと称えることにしようと思います。

アレもコレもと手を出してエセプロフェッショナルになるよりはいいかもしれませんね。

あ、でも病院は総合施設を作って欲しいです。




念ずれば花開く。

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