実は、中野区から発行される環境アドバイザーという資格を持っている。

が、当初は区から仕事依頼が来るはずだったが、今のところまったく機能していない。

区としては環境問題に積極的に取り組んでいますよ~っていう表面的なPRだったのだろうか?

そもそも何故『環境問題アドバイザー』なるものを取ろうと思ったか。

それは『人の健康を考えることと、地球環境を考えることは同じことだ』と思ったから。

僕は統合自然療法をやっている。当然医療分野においての関心も多々あり、日本では当たり前となっている対症療法に対してとても不安を感じている。

今の日本の医療は原因を見つけ出しその人に対して根本的に改善していきましょうという姿勢とはほど遠いからである。

その証拠に年々医療費はかさみ、何より体を治すはずの薬を飲み続け、最後は薬付けになってなくなっていく人がほとんどである。

そして病気は増える一方だ。

なぜこんなことを言うかというと、今の環境問題への取り組みも医療のそれととても似ているからである。

今回の資格取得のための講座はためになることと、こんなことやっていて本当に大丈夫?と首を傾げることがあった。まるで対症療法そのものというのもあった。

例えて言うなら病気の原因をやっつけるためにどうするのではなく、とりあえず現状を維持するための処方箋ともっと強力な薬の開発。的な考えだと感じた。

確かに家電製品の性能は良くなりフロンガスの排出は日本ではほとんどなく、CO2に関しても以前の物に比べると相当減ってはいる。

が、結局は電気の使用量は増える一方。それを補うために原子力発電所を建設する。

そして講座の先生は言った。

『原子力発電は環境にとてもいいことだ』と。

ちょっと待ってくださいと言いたかった。

あなたは原子力発電所を作るということの、もう1つの事実を知っていますか?と。

僕の第二の故郷、高知県東洋町。

初めて訪れた時、日本にこんなに手つかずの場所があったんだって感動した。

ここで取れる柑橘類や魚介類、野菜などはまったく汚染されておらず、信じられないくらいおいしい。

実は、原子力発電によって発生した産業廃棄物をこの町に埋めるのだという。

今は住民運動によって一時的には回避したが、このような弱い自治体に廃棄物を押し付けるという現状。

こういうことを知っててその講師は言ってるのか?

その先生に聞いてみた。

『じゃあ、あなたの家の横に廃棄物を埋められても、平気なんですね?』

答えは、『それは困ります』

そう、環境アドバイザーの先生にとっても、環境とは人ごとなんです。

これに関してとやかく言いません。

僕にもそういった部分があるから。



今国が京都議定書のとりあえずの面目を保つためにやろうとしていることは、お金での解決とCO2を地中や海底に沈めてしまうこと。

根本的な解決にはほど遠い…これではいくらエコ運動をしても温暖化はさけられないと思う。

日本は物理的な裕福よりも精神的、肉体的に豊なライフスタイルを真剣に考える時期だと私は思う。

ほんの一例だが、自給率の向上が日本人の健康状態を物理的にも精神的にも向上させ、同時にフードマイレージ(輸入品が輸入国に入ってくるまでの距離)を節約させることが化石燃料の節約=CO2削減に直結する。

四季を感じて、夏はは暑さを、冬は寒さを楽しめる。もともとそこに日本文化の良さがあるわけだし、日本が先進国になりきれない理由がそこにあるのではと思う。

先進国の条件は決して家電品の性能アップなどではない。

これから日本人が求めるべきことは利便性ではない。人間の本来持っている機能の修復である。

簡単に言えばそれぞれが自分の健康について真剣に考えれば温暖化は間違いなく回避できる。

自分の健康を考えられずに地球の健康を考えられるはずがない。

今の日本は決して美しい国だとは言えない。

もっとセンスよく美しい温暖化の解決方法があるはず。

美しいことと健康であることはある意味、同義なのである。

私は、それを考えていきたい。


念ずれば花開く。


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