こどもはまっさらで生まれてくる
その身体だけ持って
だからこの世界のことは
その身体で体験して知っていく
こどもは身体の中に
一冊のまっさらな本を持っていて
体験して知ったことを
そこに書き込んでいく
あったかいごはんをたべると
うれしくなる
こわかったけど
だっこがあればホッとする
声を出したらみんな笑ってくれる
のぼってみたら怒られた
ひとつひとつ書き込んでいく
ひとりひとり違う本ができていく
こどもはその本を頼りに
世界を生きていく
こんな時はこうすれば大丈夫
あんな時は助けてって言おう
そんな本もあるかもしれないし
これはしちゃダメ、あれはしちゃダメが
いっぱいの本もあるかも
私はこどもの本に
「こわいこと」や
「してはいけないこと」より
「こんな素敵なことがあるよ」
「助けてくれる人はたくさんいるよ」
「大丈夫だよ」って
いっぱい載っていくといいなと思って
大人になった時に
助けになる本になるといいなと思って
はーちの側で
はーちのする体験のご案内をしています
私のかける声
私の表情で
同じ体験でも
書き込むことは変わっていくから
できるだけ私は
世界の中に「大丈夫」を見つけて
はーちに伝えてあげようと思っているのです