先日、映画『ソウル・サーファ』を見に行きました。
主人公はハワイで暮らす13歳のベサミー・ハミルトン。サーフィンが大好きな女の子。
ある日、巨大なサメに襲われ左腕を食いちぎられてしまいます。
片腕になるが、大好きなサーフィンをあきらめずまた始めます。
努力し続け、そして大会を目指すというお話です。
実話を元にしたお話だそうです。

テンポよくストーリが進みましたが、実際本当に、本人も家族もつらかっただろうなあと思いました。
でも本人も家族も”これが正解”なんて分からないけれど手探りでより良くしようと、前を向いて生きている姿がとても感動的でした。
また、欧米人のもって生まれたものなのかつらい時もユーモアで乗り越えていく姿はいいなあと思いました。

以前、ブログに書きましたが、生まれつき手足のない、佐野有美さんのことも思い出しました。
人は才能とか性格など、ある程度は自分の努力で変えられるものがあります。
だけど外見や病気、国籍、子供がなかなか授からないなど努力だけでは変えられないものもあります。
で、やっぱり人と違うということで本人がコンプレックスを持ったり、周りの人が差別をしたりということもあると思います。
一番いいのは、本人も周りもありのままでい良い、ありのままで素晴らしいと認めることです。
でもそれは言うのは簡単で、実際は本人の中でコンプレックスであったり、周りの人の中で差別という形で現れると思います。

私はみんな平等と思っています。どの人もいいところが必ずあると思っています。
それになぜ世の中でなぜ差別をするのか分かりません。
おそらく、差別をする人は自分が優位に立ちたいのだと思います。
お互い嫉妬もコンプレックスも持たない世の中がいいなあと思います。


外見も才能もある程度は努力でなんとかなります。
私の友人を見ても、やっぱり様々な面で突出している人はとても努力をしています。
例えば、とても男の人に人気のある女の子は、私の数倍の時間をかけてお肌や髪の毛の手入れをしているし、男の人を癒してあげるよう女の人らしくいようと努力しています。私はそれを媚とは思いません。サービス精神だと思います。
また、世間で高給といわれている人は、休みの日も勉強したり、空いた時間をかき集めて、英語のリスニングに費やしたりしています。それに、人格的にも優れているなあという人が多いように思えます。

また、逆に努力せずに手に入れている人、例えば持って生まれて突出した外見が素晴らしく良いとか、ある面で天才の域の人はずるいと思うかもしれません。それらの人に嫉妬したくなるかもしれません。
しかしそれらの人に嫉妬すべきではないと思います。
私はそれらの人の持つ突出したところは公共ものもと考えています。
つまり、その人達は、他の人のためにその突出したものを持って生まれたきたのだと思っています。
(しかし素晴らしい外見で癒されるのは分かりますが、私はあまり外見重視の世の中は好きではありません。だから芸能人になりたい子供達が多いという風潮は疑問に思います。芸があるのなら良いとは思いますけれど。この考え方は正しいかどうかは分かりませんけれど。外見も中身もという正しいのか、ある人は外見である人は中身で勝負というのが正しいのかもしれません。)

では逆に世の中でハンデーを背負って生きている人はと言うと、私は、人に勇気を与えたり、人の痛みが分かったり、努力したら何でもできるというのを世の中に知らしめるために生まれてきたのだと思っています。
よく魂の世界では、障害者の方の魂はとても位が高いと言われています。
この世で困難な人生を歩めるほど強い魂であり、また他の人に勇気を与えることができる素晴らしい魂の持ち主だそうです。
八神凜子さんという方のツイッターに
”みんなと同じようにできないことがいっぱいでもいい。
 みんなと同じでないできることもあなたには必ずあるはずだから”
と言う言葉は本当だと思います。
ハンデーを持った人は人の痛みが分かる、それだけで素晴らしいと思います。
学歴よりも地位よりも外見よりも人として大事な事だと思います。
人それぞれできることが違います。だからこそ助け合ったり学びあったりできるのだと思います。

『ソウル・サーファー』を見てこのようなことを改めて思いました。
まとめると、
●努力で変えられるものは変える。
●努力しても変えられないものはありのままを認める。
●足りないものに視点を合わせず、あるものに視点を合わす。
ことがいいのだと思いました。
そして先ほども言いましたが、ただありのままを認めるのは難しい事もあると思います。
それらが簡単にできるやり方があればこれから考えていこうと思っています。

また、私は努力して変えられないものを持つ人を馬鹿にする人や、そもそも人を馬鹿にする人が一番嫌いです。
そういう人が一番醜いと思います。
上手く言えませんが、本人も卑下せず高慢にならず、周りも意地悪せず腫れ物扱いせずの世の中になればいいなあと思います。

しかし、会社帰りに一人映画館に行ったので、あまりにお腹がペコペコで、夜ご飯代わりにポップコーンをがつがつ食べながら見ていました。
長袖を着ていたのですが、終わったら、長袖の中にポップコーンがいっぱいたまっていました。
とりあえず私は女らしさについてもう一度考えてみます。。。