地方の王国 高畠通敏 | 旅、時々スポーツ、酒

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自然、特に山が好きなおじさんです。最近は滝巡りにも目覚めました。訪れた山や滝を紹介していこうと思います。よろしくお願いします!


地方の王国という本を読みました。

著者は高畠通敏先生です。

なぜ先生というかと言うと、実は私の大学時代の政治学の教授なのです。

当時は私もまだ、ひよっこで難解な授業に悩まされました。

先生は東大法学部を卒業された気鋭の政治学者で、まだ歴史の浅い私の通っていた大学の法学部の教授をされていました。

私の卒業時は法学部長で、卒業証書は先生のお名前で発行されています。

その前の法学部長は神島二郎先生です。

東大法学部で近代政治思想史の丸山真男、民俗学の柳田國男に師事されていたそうです。

私は神島先生の講義も受けていたので、丸山真男、柳田國男の孫弟子になる…わけないか(>_<)

両先生は法学部の二大巨頭でいずれも亡くなった時に新聞に追悼記事が出ました。

 

さて、本の内容ですが、田中角栄の新潟三区など特徴のある選挙区における有権者の投票行動とその背景を詳細に分析されています。

角栄の越山会や千葉のハマコーの金権選挙など、とても興味深く読みました。

一般向けの書籍なので読みやすかったです。

 

このように素晴らしい先生がいらっしゃったので、もっと学生時代に勉強していればと反省しても遅いですね。