今週は、県内の公立小学校で

ネイチャージャーナリングの授業をやらせていただきました。

 

 

学校の課外イベントとしてやらせていただいたことはありますが

”授業”は初めてです。

 

 

校庭で行う予定でしたが、

当日はあいにくの雨。

体育館で行うことに。

 

 

今回、学校とのご縁をつないでくださった

(公財)高知県森と緑の会」の担当者さんが

ちょうど前日に剪定したという桜の枝を準備してくださり

その葉っぱを使ってジャーナリングをすることにしました。

(この授業は、森と緑の会の一事業として行われました)

 

 

私の住む高知県は、植物学者、牧野富太郎の生誕地。

まず校長先生が導入で牧野先生のお話をして

流れを作ってくださいました。

 

 

1時限目は1年生~3年生、

2時限目は4年生~6年生、

それぞれ約20名の縦割りグループ。

 

 

両方とも、同じアクティビティを行いました。

 


 

まず、葉っぱ一枚選んでもらい

3つの問いかけをして

観察したことを口に出し

友達同士で共有し合います。

 

 

 

次に、観察したことを

「3つの言語」を使って

記録していきます。

 

 

 

デモンストレーションに習って

子どもたちもかき始めると

 

しーん・・・

 

「集中する音」が

広い体育館を充満していくのが

目に見えるようでした。

 

 

校長先生は、

葉っぱ一枚で、

子どもたちがこんなに集中する、

ということに驚き

 

 

授業で端折ってしまいがちだった

「じっくり観察して考える時間」の重要さを感じた、と

おっしゃっていました。

 

 

学校のカリキュラムでは、たとえば

ミニトマトの苗の全体を観察することはあっても

部分を見ることはないのだそうです。

 

 

「このやり方は、自然観察だけでなく

社会の学習など、いろいろと応用できる。」

 

 

と、今後、学校の授業にも

このような機会を取り入れていきたいとのこと。

学習のヒントとしてお役に立つことができて、

嬉しいかぎりです。

 

 

子どもたちが予想以上に集中し

予定していた時間配分どおりにはいきませんでしたが

 

 

先生方の的確なサポートのおかげで

私にとっても楽しい授業ができました。

 

 

一時限45分授業ですが、

子どもたちの気持ちがのっているということで

次の時間も引き続き、

担任の先生が行ってくださることになりました。

 

 

校長先生、

来月の学校関係者の集まりの場で

今回の体験について

話してくださるとのことで

 

 

また新たな広がりが生まれるかどうか・・・

楽しみです。

 

 

 

協力:

(公財)高知県森と緑の会

特定非営利活動法人 環境の杜こうち