集合場所は折立行きバス停の前。
が、ここでなんと、まさかの当日キャンセルの方が。
ただ…
長丁場のため、わたしでもちょっとでも体調が悪かったら、やはり断念する方を選ぶだろう。
6日間という長い日数を考え、特に2泊目以降はエスケープルートといえるものはほぼなく、
とにかく自分の足で戻ることを考えないといけない。
救助、というのは、本当に命の瀬戸際でのもの。
当日キャンセルはぎりぎりまで待っての、勇気のある決断だと思う。
ここであらためて今回の参加者が顔を合わせた。
男性2人、女性4人とガイドさんがひとり。
タクシーに乗って折立まで移動。
朝早かったので皆静かに乗っていたら…運転手さんが
「これから登るのに静かですね~。なんか喋ってくださいよ(笑)」って。
年齢層が高いともっとにぎやかなのかな?でも朝は眠い…(皆そうだったらしい)
途中で熊が出た~!なんていう騒ぎもあったけれど無事折立到着。
ここが登山道入り口。
お手洗いを済ませ、ストレッチをし、軽くお腹にサンドウィッチを入れて準備。
お天気は晴れ。
初めての道はいつも緊張する。
この道はわたしをどんなふうに迎えてくれるだろうか。
折立は1350m。そして本日の目的地、太郎平小屋は標高2330m。
標高差およそ1000メートルを、一歩一歩登ってゆく。
青空、樹林帯。
歩き始めはとてもやわらかく、そして優しい。

三角点にて一息。標高1870m。ようやく半分。
剣岳と早月尾根、立山が見える。
青空が気持ち良い。
ここまで歩いてみて、調子は良い。
うん。これなら大丈夫だろう。ザックも思いの外軽かった。(色々削ったせいもあるけれど)
ところで。
ザックって。後ろで動かないし発熱しないし髪の毛も引っ張らないし。
子どもをおんぶしているのに比べればはるかに楽だ。
と思うのはわたしだけだろうか。(行程中にそれをガイドさんに言ったらかなり本気で笑ってた)
本日の予定行動時間はほぼ5時間。
最初の2時間、樹林帯の中はそれなりに斜度があるけれど、その後はゆるゆると登っていく。
ベストな進み方なのだろう。
青空に映える山々。雲。
一歩歩くごとに体が軽くなっていく。
日差しがまぶしくちょっと暑いけれど、時折吹きぬける風がとても心地よい。
ちょうどこの写真の時は若干曇っていたのであまりクリアではないけれど、
周囲の山々もどんどん大きく見えてくる。
そして。
前方に薬師岳が大きく見えてくる頃。
本日の目的地である太郎平小屋の赤い屋根が見えてきた。
ここだよ、と迎えてくれている、赤い屋根。
皆元気に歩いて、到着。
山小屋って一口に言っても、今はいろんなところがある。
本日のお宿は昔からあるような雰囲気のこんな感じ。
お布団は一人一枚だった!良かった!
ご存じない方もいらっしゃると思うので…
混んでいる時期は二人で一枚とかいうこともあります。
幸いわたしはそういう経験はないけれど…、いい人ならいいけど
こわいおばちゃんだったりするといやですよね。。
歯磨きもお水です。顔を洗うのもお水だけ。
それぞれの場所を確保し、ここで本日の汗を流す…ことはできないので(笑)
ウェットシートで汗を拭き、濡れた服を乾かしたり着替えたりする。
メイク落としシートで顔もさっぱり。
ここの小屋はお水も使えるのでばしゃばしゃと顔も洗う。
洗顔フォームは使えないのでお水のみ。でも冷たい水が心地よい。
で。
お待ちかねの乾杯タ~イム!
なんとここの小屋は生ビールがある!
…ので飲もうと思ったのだけれど
ちょうと樽の入れ替えでバイト君が四苦八苦していたので普通の缶ビールに。
みんなでかんぱ~い。
「うー!美味しい~」みんな笑顔になる。
ストレッチをして、夕食は5時。
みんなであらためて自己紹介などをしたり、おしゃべりをしたり。
外に出て、静かに夕暮れの時間を楽しむ。
消灯は9時。山小屋の夜は早い。
明日の朝食は5時半。起きられるかな。
そして明日は、一番行動時間の長い大変な日の予定。
しっかり睡眠を取らなくては。







