お金のブロック解除 パート4 損得勘定 | ~原点回帰~

~原点回帰~

いらない思考や思い込み、余計な執着を手放して 『原点回帰』 しませんか?

お金のブロックで、最も解除されにくく、気付きにくいものの一つに損得勘定があります。


ここで、息子(絵本、まっかなトマトの絵を描いた悠正です!)のおもしろい話を例にしてみたいと思います。


息子が小学生の頃の話ですが、近所の駄菓子屋さんで 『100円で好きなお菓子を3つまで袋にいれていい』 と言うコーナーがあり、そこで100円払って一つしか袋に入れずに帰ってきました・・・3つも入れれるのに、どうして一つしか入れなかったのか?と聞くと 『欲しいお菓子はこれ一つしかなかったから』 だと言いました。


親から見れば、まだ小学生(たしか2年生)だし、計算も出来ずに損をして帰ってきた・・・と思いましたが、息子は好きなお菓子が買えて喜んでいました。ちなみに、一つでも本来は100円するお菓子なので、実際は損をしている訳ではないのに、損をしたと思ってしまいます。


で、この春高校2年生になる息子の先日の話ですが、『今日は超ラッキーやった・・・』と言うので、どうしたのかと聞くと、『お腹がすいたので友達とマクドに行ったけど、サイフにポテト代くらいしかなかったのでポテト(L)だけ買ったら、福めくりでドリンク無料券が当たって、砂時計で60秒超えたんでハンバーガー無料券ももらったから、ポテト代だけでコーラとハンバーガーも食えたねん!!!』


と言う事でした。これだけ聞くと確かに超ラッキーの様に思いますが、私なら、損に思えて出来ないことがありました。


それは、『お好きなバーガー無料券』 をもらっておきながら、一番安いハンバーガーと交換するというスゴ技です!


メガマックやクオーターパウンダーは無理だった様ですが、ダブルチーズバーガーやビッグマックにでも交換できるチケットなのに・・・よりによって一番安いノーマルのハンバーガーと交換するとは・・・。やはり損得勘定が先にたってしまう私には出来ないスゴ技に思えました。


この時も 『何でよりによって一番安いハンバーガにしたん?』 と聞くと、息子は一言 『その時、一番食べたかったのがハンバーガーだったから!』 だと言っていました。


ハンバーガーも食べたかったし、コーラも飲みたかったし、ポテト(L)も食べたかったけど、一番食べたかったのがポテトだったから、最初にポテトだけ買ったらしいのですが、ここでも損得勘定の働くわたしなら、心の欲求よりも満腹中枢を満たすことに意識が働いて、ポテト代があるなら、ハンバーガーを2個買って、テイクアウトしてから安い自販機で飲み物を買っていたことでしょう・・・。


損得勘定ではなしに、心からの素直な欲求でお金を使い、みごと欲しい物全てを手に入れた息子に脱帽の私でした!


ちなみに息子は、1ヵ月4000円のお小遣いにも関わらず、毎月4~5万円の買い物をやってのけています!


カードゲームが大好きで、オークションで欲しいカードを見つけては、『落札して!』 と私に言ってきます。見るとプレミアが付いて一枚数千円もしているのですが、値段に関係なく欲しいカードは必ず買っています。そして、よりプレミアが付いて高くなったカードを売っては次のカード資金を作っているのです!


息子のお金の使い方に学んでは自分のブロックに気付かせてもらう日々でございます!