あまろっく【邦画】
2024年作品
ホームコメディとのことだったが、よくある、ご当地映画でした
キャストが、江口のり子に鶴瓶。
ホームコメディというので、楽しく面白い作品なのかと、
期待して視聴。
違ったな。
なんか、コメディとは違う・・・。
タイトルの 「あまろっく」とは
尼ロックと通称呼ばれている、閘門(こうもん)のこと。
河川等の水位を調整し、水害から町を守る役割がある。
そうだ。
作中、阪神電鉄や尼崎城(レプリカ)、住民なら知っているであろう、街中の風景が織り込まれている。
みろるは、昨年、大阪、九条駅から、尼崎で乗り換え、甲子園駅まで行きました。途中下車して、尼崎城を見たいなぁと駅近だし・・・と、計画したけど、とん挫した思い出があるんだよね。
だから 親近感がわきました。
過去の大きな自然災害、台風、そして、阪神大震災が当時の報道映像を交えて、盛り込まれていました。決して忘れることはないけれど、コメディとおもって見ていただけに、こう胸にぐっとくるものがありました。
そう、ただのコメディではなく、
兵庫県民の思いが詰まった、ご当地映画だった。
キャストには、関西出身者が多い。
若き日の、近松竜太郎(笑福亭鶴瓶)を演じたのは、松尾諭。
兵庫県出身です。
主人公の、江口のり子も兵庫県出身。
主要キャストは、大阪出身。
題材も、場所も、キャストも一丸となったこの作品。
中条あやみの役どころが、残念で、コメディではなかったけど、
見てよかったなぁと思う作品でした。
ストーリーと感想
完璧主義なのか、現代の〇〇ハラにに該当した、
仕事に、とても優秀な、近松優子(江口のりこ)は、リストラにあって、Uターンしてくる。
父:近松竜太郎(笑福亭鶴瓶)の元、ニート生活を送る日々。
近松優子(江口のりこ)は38歳になっていた。
近松竜太郎(笑福亭鶴瓶)は、ある日、再婚するという。
20歳の近松早希(中条あやみ)だった。
家族団らんからかけ離れた人生を送ってきた、近松早希(中条あやみ)は、結婚によって、家族を求めていた。
近松竜太郎(笑福亭鶴瓶)が、急死してしまう。
物語の手テイストがぐっと変わる。
近松優子(江口のりこ)の縁談が進む中、早希のお腹には、父親の子、近松優子(江口のりこ)のきょうだいが身ごもっていた。
台風が来て、父親の思い出を語り、家業の職人が怪我をし、経営が危ぶまれる中、
近松優子(江口のりこ)と、早希がグっと近づいた。
義理の親子とはまた違った、友達のような、でも、きょうだいの母親でもある、微妙な新しい家族の形となった。
最後は、近松優子(江口のりこ)が社長となり、早希は副社長として営業周り、職人さんは元気に働き・・・近松優子(江口のりこ)の婚約者は大きな会社の海外勤務を捨て、工場で新人技術職人として働いているシーンで、終わる。
覚書
監督
中村和宏
原案
中村和宏
脚本
西井史子
主題歌
ユニコーン
近松優子(江口のりこ)
近松早希(中条あやみ)
近松竜太郎(笑福亭鶴瓶)
近松竜太郎(若い頃)(松尾諭)
近松愛子(中村ゆり)
南雲広樹(中林大樹)
鮎川太一(駿河太郎)
浜村淳
高校の教師(高畑淳子)
高橋鉄蔵(佐川満男)
