兄を持ち運べるサイズに【邦画】
2025作品
キュートなオダギリジョーに、やられる
エッセイスト村井理子さんの実話。
リコさんのお兄さんが突然死した、死後整理の4日間の物語。
理子さんのお兄さんに、オダギリジョーが演じます。
オダギリジョーが出た時点で、あ~、ダメダメンズなんだろうな。と、大体予想が付く。その中に、どこか憎めないキャラなんだろうなと、またまた、予想が付く。
こういう人物を演じたら、オダギリジョーが今は一番じゃないか?ってほど、ハマってました。
題材は、死後整理の過程が、リコさん目線で描かれる。
どこか、事務的で、淡々としながら、悲しみを爆発させることもなく、上手く演じていたのは 柴咲コウ。兄を思いすぎて、みえてしまう兄と会話する姿は、柴咲コウだから、ファンタジー
ならず、独りよがりにならず、良かったと思う。
ニコさんの兄の元嫁に、満島ひかり。
作品に明るさの中に、離れ離れで暮らしていた、息子との再会という、関係構築という、難しい役どころ。上手いなぁ。
みろるは、この豪華なキャスト陣のノンフィクションに、感情移入するどころか、今後、やらなければならない事なんだと、死後整理の部分は、お勉強という感じになってしまいました。
今のうちに、調べておかないと・・・。
と、思わせてくれた、実録作品でした。
ストーリーメモ
理子(柴咲コウ)は一本の電話を受けた。
兄(オダギリジョー)が亡くなったから、遺体を引き取りに来て欲しいと、東北の町の警察署からだった。
仕事を片付け、現地で、元妻の加奈子(満島ひかり)と姪と合流。
3人で、死後整理を行う。
兄との関係
母から可愛がられた兄。
定職につかず、母におんぶにだっこだった兄。
末期の癌の母を老いて出て行った兄。
常に、お金を無心する兄。
そんな兄は、東北の地で、息子と一緒に暮らしていた。
兄なりに、愛情をこめて、兄の息子は、兄を慕っていた。
そんな兄がみえてしまった リコ。
感情をぶつけながらも、最後には互いの距離を縮めていく。
兄の息子は、問題なく、元嫁の元に引き取られることになった。
リコは、家族の待つ滋賀に戻り、家族の出迎えを受け、やっと兄を失った悲しみがあふれてきた。
このお話をエッセイにして、書籍化して、大きくなった甥が読んだところで、ラストでした。
覚書
• 村井理子(主人公):理子(柴咲コウ)
• 兄:兄(オダギリジョー)
• 加奈子(兄の元妻):加奈子(満島ひかり)
• 満里奈(兄の娘):満里奈(青山姫乃)
• 良一(兄の息子):良一(味元耀大)
• 監督・脚本:中野量太
• 原作:村井理子『兄の終い』
