どこかで見たような作品
劇団に所属する7人の役者のもとに、新作舞台の主演の座を争う最終オーディションへの招待状が届く。オーディションは4日間の合宿で行われ、参加者たちは「大雪で閉ざされた山荘」という架空の設定で、貸し別荘で行われた。
なんか、密室とか、架空の設定で殺人事件とか、謎解きに7人が集うとか、どこかで見たような作品でした。しかもラストが、舞台って、見たよ、見た見た。
キャストは、主演には至らないけど、ドラマや映画に欠かせない俳優陣たち。岡山天音が出ていなかったら、もっとつまらなかっただろうな。
オーディションということで、殺人事件の犯人を謎解きしたものが次の主役というメッセージが壁に映し出される。その声が、ドラマソロ活女子のススメのナレーションと同一人物。その声を聞いたら、ソロ活の世界観に入っちゃうところでした。
各自着替えて、ダイニングテーブルで話をするんだけど、ぜんぜん記憶に残らない内容。食事したり、本を読んだり。デジタル機器は、使わないという設定だし、テレビも見ていないし、各自いったい何していたのかなぁ。
そこで、この劇団のオーディションに落ちたという青年、久我和幸(重岡大毅)が参加しているのだが、このわけが分からない状況を、実に丁寧に説明してくれる。
ラスト近くには、トリックまで、ご丁寧に説明してくれる。
見る者に、考えさせてくれない、作品でした。
原作は東野圭吾だったので、わくわくしながら見たんだけどなぁ。
物語
劇団のオーディションということで、貸し別荘に、集まった劇団員とじゃない人久我和幸(重岡大毅)、合計7名が集まった。殺人事件が起きるから、謎解きをするというもの。
まず、ちょっと尖った、ピアノの上手な笠原温子(堀田真由)が、多目的室のピアノの前でヘッドホンのコードで殺される。
次は、社長令嬢で劇団に親が寄付しているので役がもらえるという、元村由梨江(西野七瀬)が部屋で花瓶のようなもので殺された。
最後は、雨宮恭介(戸塚純貴)が、リビングで絞殺される。
久我和幸(重岡大毅)が考察して、
実はみんな死んでいない、犯人は複数いると、説明しだす。
多目的室の物入れのところにいた、麻倉雅美(森川葵)が、首謀者だった。麻倉雅美(森川葵)は、前回のオーディションで、落ちた。実かに帰っているところに、殺された3人がやってきた。口論の末、雨宮恭介(戸塚純貴)に怪我をさせてしまった。
3人が帰宅途中の高速のパーキングで、事故に合ったと、迫真の演技で麻倉雅美(森川葵)に電話をする笠原温子(堀田真由)。車道で電話をとっていた麻倉雅美(森川葵)は、驚き、交通事故に合ってしまう。下半身不随の車いす生活になってしまった。
その恨みを、受け止めたのは、本多雄一(間宮祥太朗)。
3人を殺したい麻倉雅美(森川葵)の願いをかなえるふりをした。
劇団員の自作自演、殺人事件を見事に演じたのだった。
3人は、麻倉雅美(森川葵)に謝罪し、「また舞台にたとう」と、和解し、場面が変わり、麻倉雅美(森川葵)がセンターに立ち、この話は舞台だったという ラストシーンでした。
覚書
監督
飯塚健
原作
東野圭吾
脚本
加藤良太 飯塚健
久我和幸(重岡大毅)
中西貴子(中条あやみ)
田所義雄(岡山天音)
元村由梨江(西野七瀬)
笠原温子(堀田真由)
雨宮恭介(戸塚純貴)
麻倉雅美(森川葵)
本多雄一(間宮祥太朗)