対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜
【2025春ドラマ】TBS火曜10時
時代の『あるべき姿』に翻弄され、ロールモデルに外れた、今を生きる私には、今までの人生を全否定された気がしたドラマ
キャストは、好きな面々。
今期一番の期待値マックスの作品でした。
でも、2話まで見て、放置になってしまいました。
専業主婦に否定的だったから・・。
今の世の中、みろるの前後の世代のロールモデルは
女性でも65歳まで働くのが当たり前。
一円でも多く厚生年金かけるよう、時間を気にせず働け。
みろる立場・・・専業主婦
年金の底上げっていうけど、厚生年金の一部を基礎年金に充当って。旦那が先に亡くなった際の頼みの綱、遺族厚生年金が減るじゃないか!
庶民程度の専業主婦は、時代のお荷物として、扱われる。
ロールモデルから外れたイレギュラーな環境下の、私の人生。
このドラマを見ていて、辛くなりました。
子育て世代を、応援するドラマだそう
このドラマのご家庭は、未就学児を持つ。
これから!という世代だ。
女性は、子供を産め、働け
男性は、子育てに参加、家事を手伝え、仕事はキッチリ。
これがロールモデル。
私のように、働くことの出来ない環境の若いご夫婦は、どう救済されるのであろう。でも社会では、お気楽な専業主婦として、子供関連の例えばPTA等、押し付けられるのである。
主人公は、二つの事を同時に出来ないから、専業主婦になったという。選んだという。将来は、働くかもしれないという。
お料理上手で、自分の子供だけじゃなく広い意味で子の扱いが上手い、少ない給料でやりくり上手。世の中の専業主婦のパブリックイメージそのままだ。
しかも、なんだか、他人の事に口も手も出し、すごくいい子。
なんか、違和感。
それなら見なきゃいいじゃん。
その通りだ。
だけど、そんな感情以上に、多部ちゃんが好きで、可愛くて、そのままでいいだよと、見守って見てしまう。
江口のり子の、頑張りを、フルタイムで働いていた友人の事を思い出す。
今苦しくても、子供の手が離れたら、仕事を辞めないで頑張った事の結果がでるから。。。何度励ましただろう。友人のうちの片づけを手伝ったし、普段働いてるいから、ママ友がいない友人の都合のいい相手にもなった(悪い意味じゃなくて、仕事の合間にということ)
パパ友の ディーンの役柄は、私の世代では、いないに等しいけど。誰もいない公園。子供同士遊ばせようと思ったら、専用の場所に出向かないとならない。親しくなれば、男というだけで、誤解を生むだろうし。実際、多部ちゃんの旦那は、誤解しちゃって、家出という展開になる。
難しいよね。
育休とれと言われるけれど、とっても行き場所がないもんな。
本当に生きづらい世の中だ。
こどもを産むには、結婚後時期を見て、妊活してタイミングを計るという。
自然に任せて・・・というのは、今には合わないみたいね。
その余裕のない時代に生き抜く、子育て世代。
人生には、眠くても寝れない、一日がとても長くもあり、アッと言うまの時期と、がむしゃらに頑張る時期があるんだよ。
それは、子育ても、仕事も同じ。
このドラマのキャッチコピー同様
頑張れ!と、エールを送ってしまうドラマでした。
余談。
江口のり子が目標としていた、営業の女性部長。
昭和的な働き方で、人生をかけて頑張ってきたのに
時代にそぐわない、コンプラがどうのこうのって事で
子会社?に出向?
それが、会社の発展に貢献してきた人に対する結果だとしたら、そりゃ、結婚しておけばよかった、子供を産んでおけばよかったと、悔やむ状況に追い込むってどうよ?って思う。
会社の今があるのは、寝ないで、休日返上、残業で、仕事優先の世代のおかげ。まっ逆に、衰退している会社もあるけどね。
なんだろう。そんなに、昭和、平成初期の働き方、あり方、生き方、否定しなくてもいいのでは?尊重したうえでのブラッシュアップなら納得ですが、切り捨ては納得いかない。
過去があるから今がある。
歴史は繰り返す。
そんなに、否定しないで欲しい。
今でも、工期に間に合わせるために、上からの圧力で、どんだけ現場が苦しいのか。そこは、昭和のまま。なんだかなぁです。
簡単なストーリー
一話
村上 詩穂(多部未華子)は。フルタイムで働く2児の母、長野 礼子(江口のりこ)と出会う
長野 礼子(江口のりこ)は、専業主婦の村上 詩穂(多部未華子)に、絶滅危惧種と言い放つ。
村上 詩穂(多部未華子)は、一日、大人と話さない日々に、寂しく感じる。
長野 礼子(江口のりこ)は、多忙な一日。
長野 礼子(江口のりこ)の息子が、ベランダで遊んでいるところを、村上 詩穂(多部未華子)が助けたことがきっかけで、仲良くなる。
2話 専業主婦は贅沢 エリートパパとの出会い
妻中谷 樹里(島袋寛子)が、海外で働く、厚労省の中谷 達也(ディーン・フジオカ)パパともになる。
3話 肩代わりで問題解決
長野 礼子(江口のりこ)の下のこがおたふくで会社を休むことに。一日だけ、村上 詩穂(多部未華子)に預ける
上の子がうつる、
もう1週間休むのが難しく
村上 詩穂(多部未華子)に預ける
対価を、払うべきという、中谷 達也(ディーン・フジオカ)の言葉で、八万円よういされるが村上 詩穂(多部未華子)は返す
村上 詩穂(多部未華子)出来る範囲で肩を貸すという
4話 持つ者は持たざる者の気は知らず
小児科の嫁:蔦村 晶子(田辺桃子)が妊活していた
子作りのプレッシャーを村上 詩穂(多部未華子)が助ける
5話 子供の将来は親の責任
3家族でグランピング
中谷 達也(ディーン・フジオカ)が習い事させるべきとの押しつけを村上 詩穂(多部未華子)が怒る。 村上 詩穂(多部未華子)は中学生の頃専業主婦の母を亡くし、家のことをやることに。高校出るときに、家出し、父親:岡田 純也(緒形直人)とは音信不通のままだった
6話働かないはダメ?人生の選択肢
中谷 達也(ディーン・フジオカ)は、同僚の出世の知らせに、第二子を計画して、復職を画策
長野 礼子(江口のりこ)は、先輩にロールモデルとして講演を依頼し、交流が再開。だが、公演は長野 礼子(江口のりこ)がやることになったロールモデルをと言う内容。
村上 詩穂(多部未華子)は、復職をちょっと考える
坂上 知美(田中美佐子)の異変を感じる
7話
坂上 知美(田中美佐子)が認知症に。
8話
長野 礼子(江口のりこ)は、旦那の転勤について行く、決心
中谷 達也(ディーン・フジオカ)は、母親のトラウマから離婚を切り出す
村上 詩穂(多部未華子)は、旦那と喧嘩 家でする。
父親:岡田 純也(緒形直人)が、家の周辺をうろつき、会ってしまう。
9話
村上 詩穂(多部未華子)に脅迫状を投函していた犯人:白山 はるか(織田梨沙)が分かる。
ネットで精子を買い妊娠し出産。仕事を辞め、ネグレクト状態。
村上 詩穂(多部未華子)は、手を差し伸べ、仲間に入れる
10話
父岡田 純也(緒形直人)と和解する村上 詩穂(多部未華子)
長野 礼子(江口のりこ)の送別会を兼ねて、七夕を行う。
キャスト勢ぞろい。
長野 礼子(江口のりこ)は、仕事を辞めるのをやめると宣言。配偶者は、転職するという。
仲間のきずなを再確認して終わり。
覚書
村上 詩穂(多部未華子)
長野 礼子(江口のりこ)
中谷 達也(ディーン・フジオカ)
村上 虎朗(一ノ瀬ワタル)
村上 苺(永井花奈)
中谷 樹里(島袋寛子)
中谷 佳恋(五十嵐美桜)
長野 量平(川西賢志郎)
長野 篤正(寿 昌磨)
長野 星夏(吉玉帆花)
蔦村 晶子(田辺桃子)
白山 はるか(織田梨沙)
今井 尚記(松本怜生)
更科 美月(中井友望)
吉田 明(萩原 護)
石原 和香(西野凪沙)
坂上 里美(美村里江)
岡田 純也(緒形直人)
坂上 知美(田中美佐子)
原作 朱野帰子
「対岸の家事」
脚本
青塚美穂
大塚祐希
開 真理
主題歌
離婚伝説「紫陽花」