それでも俺は、妻としたい
【2025冬ドラマ】BSテレ東
深夜ドラマ 全12話
冬クールのドラマ感想は、これでラストです。
気が付けば、満足いくドラマは、3本だけ。
119とバニラと、この作品です。
春ドラマがスタートしています。楽しみだな。
妻役がMEGUMIじゃなかったら、堪えられないドラマ
アカデミー賞 受賞経験のある 足立紳さんの
ほぼ実録のドラマだそうだ。
百円の恋の脚本で、本格的にブレイクしたようですね。
きっと、それまでのお話だと思います。
まだ生きている方の、ノンフィクションドラマ。
酷評は書けないから、と言うわけではありませんが
概ね、良かった。
妻役のMEGUMIに、激しく共感した、みろる
もう、セリフが刺さる刺さるったらありゃしない。
完全にMEGUMIに肩入れした見方になっちゃいました。
あとね、どぶろっくの歌とネタが、しばらく頭から抜けなくなるドラマです。
ドラマの概要と感想
この作品中の旦那:柳田豪太(風間俊介)の、くずさが、半端ない。
まともな収入はない。
脚本家をやっているが、再現ドラマすら、妻なしでは書けない。だから、妻のMEGUMIがコールセンターで働くしかない。
発達障がいの息子を育てながら、フルで働き、旦那が出来なかった家事もこなす。
旦那の頭の中は、妻とチョメチョメしたいだけ。
こんなに忙しいのに、チョメチョメなんか、ムリだって。
旦那は、働かないで家にいるんだから、家事も育児もやってはいるが、中途半端。
頼まれたことすら、忘れてしまう。
まかせられない分、妻の負担は増すばかり。
脚本家として食べていけないのなら、バイトすればいいじゃん。
ホント何なの!
チョメチョメを拒否していたら、息子のママ友と愚痴りあい。
あわよくば、浮気も頭をよぎる。
しまいには、過去に病気をもらって、妻にうつした経験もあるのに、風俗で抜いてくるという。
みろるは、この時点で、完全にムリ。
風俗でも浮気でも、妻にばれないように、完璧を目指せ!
夫の母親:柳田佳子(熊谷真実)とのバトルは見事。
悪気はない母親だとわかってはいるけど、なんとなくみろるに似ているけど笑)、そりゃ旦那の親と会いたくなくなるわ。
名場面は、葬式の場面。
夫の母が、妻MEGUMIに、息子柳田豪太(風間俊介)を、こんな感じにしたのは、妻のせいだと、激しいバトル。
葬儀の会場から出ていく妻。
柳田豪太(風間俊介)は、地団駄を踏みながら、『本当に離婚されたらどうしてくれるんだ、誰が僕を養ってくれるんだよ』と、叫ぶ。
そうか、ちゃんと、自分がヒモ夫だと自覚しているんだ。
こんな、夫だけど、離婚に踏み切れない妻。
それは、大学の時に認められた夫の才能を信じて、いるから。
1mmでも可能性があるなら、別れられない。
最後、妻MEGUMIは、漫才をやろうとする柳田豪太(風間俊介)に協力するが、本番で何もできなくて、下ネタだったために、さらし者のようになってしまった。
妻は、泣きながら、自分の人生を生きてこなかった自分のせいと、悔やむ。別れられない自分を責め続けるのだ。
そうなんだよ。
こんなクズ夫と結婚したのは、自分。
自分の責任なんだよ。
みろるは、いつも思っている。
この状況を作ったのは自分。
別れる選択を出来ない自分の責任であること。
刺さるんだよ。
みろるの心に。
ラストは、夫が妻にチョメチョメを希望。
拒否される。
夫は妻に あいしている
妻は夫に あいしてない
で、終わりです。
それでも・・・
いいドラマですが・・・
初回、風間俊介に、自慰をするだろうというシーンを演じさせていること。
カプと称して、チョメチョメのあるプレイを、描写していること。
絶対、風間に演じさせる意味を狙っているなと。
私は そこに拒否反応がありました。
リタイヤしようとしました。
2話から、そういうシーンは、なかったです。
初回だけ。
でも、妻役をMEGUMIが演じることで、
共感し、刺さり、完走できたドラマでした。
今シーズン、ベストスリーのドラマでした。
でも、劇場公開って・・・
あと、実録ということで・・・
足立紳さんの奥様は、辛抱して、苦労して、
アカデミー賞とったときには、嬉しかっただろな。
今現在の活躍を顧みると、報われたでしょう。
良かったですね。
でも、それでも夫としない ですよね。
覚書
柳田豪太(風間俊介)
柳田チカ(MEGUMI)
柳田太郎(嶋田鉄太)
母:柳田佳子(熊谷真実)
父:柳田作郎(近藤芳正)
ママ友みどり:吉本実憂)
原作・脚本・監督
足立紳『それでも俺は、妻としたい』
オープニングテーマ
なきごと「愛才」
エンディングテーマ
どぶろっく「ずっとずっと、ありがとう。」