空白【邦画】
2021年製作・公開
意識せず多角的に見てしまう作品
某映画レビューで、☆4つがついている、良作だ。
CSで録画する時に、作品紹介を確認した。
『交通事故で娘を亡くした父が、マスコミや世間に立ち向かう・・・』と、書かれていた。
マスコミに対峙する、物語かと思って、見始めた。
添田充=古田新太の娘添田花音=伊東蒼
が交通事故でなくなる
添田充=古田新太の心が落ち着くまでの話
簡単なストーリー
女子中学生の添田花音はスーパーでマニュキュアを手に取っていたところ、万引と判断した店長の青柳直人=松坂桃李
に追いかけられた末に車に轢かれて死んでしまう。
娘に向き合っていなかった添田充=古田新太は事故に関わった青柳直人=松坂桃李を厳しく追及し、謝罪に来た運転していた女性を拒絶し、娘の学校には、いじめの末に万引きに至ったのではと詰め寄り、その攻撃的な言動は、マスコミにセンセーショナルに編集され、加速度を増して、かかわる人々を追い詰めていく。
命を絶ってしまった、運転していた女性。
寸前のところで命を助けられた、青柳直人=松坂桃李。
元妻:松本翔子=田畑智子に、娘に向き合ってこなかったことを指摘され、娘の遺品から娘に寄り添い、現実を受け入れていく。
添田充=古田新太の攻撃的態度は、改善し、青柳直人=松坂桃李にすべてじゃないけど、それまでの攻撃に対し謝罪するまでになる。
最後は、娘が書いた絵を見て、娘に近づけたといった感じのシーンで終わりでした。
感想
事故のシーンは、見せ方がリアルで、すごく怖くなった。
ここまで表現するのかと、衝撃的でした。
運転手の取り調べの様子や、ちょっとした張り紙や、
無駄なシーンがない。
107分 1時間47分の作品でしたが、とても長く感じました。
どんどん引き付けられていき、集中してしまうので、見終わった後は、疲労感が残るほど。
登場人物、それぞれの立場から見たらどうだろう、こうなんだと、見方が場面ごとに変わり、それがリアルに感じるからこその、恐怖でした。
レビュー評価で好評なのも、納得な作品でした。
覚書
監督・脚本
吉田恵輔
添田充=古田新太
添田花音=伊東蒼
松本翔子=田畑智子
青柳直人=松坂桃李
野木龍馬=藤原季節
今井若菜=趣里
中山緑=片岡礼子
草加部=寺島しのぶ