愛のイナズマ【邦画】
2023年作品 東京テアトル
140分
コロナ禍をなかったものにしたくないと、書かれたオリジナル脚本
うーーん。
タイトルに込められた愛は、家族愛と松岡と窪田の愛。
イナズマは、家族の場面での、嵐の中の雷だった。
ってことかな。
「キャプター〇」と、細かく区切った構成。
そのせいか、短編の物語を見ている感じ。
前半と後半で、二部構成。
全体を通して、主人公である妹の、母親はなぜいなくなったのか?が主軸。
2時間越えの長い作品であったけれど、
コロナをはじめ、パワハラ、セクハラ、社会問題を詰め込んだ、お腹いっぱいの作品でした。
途中眠くなり、休憩をはさみながらの視聴でしたが、無駄に長いとは思わず必然だった長さだと思います。
見どころは、豪華キャスト
3番手4番手なのに、結構主役級の俳優さんが出ている。
仲野太賀と父親との、共演も見どころ。
同じ場面はなかったけれど、父親の『あの若手俳優は?』と、仲野太賀を気遣うセリフがある。
そして、チョロの最後を彷彿させる、太賀のシーンに、
監督の配慮がうかがえる。
簡単なストーリー
前半
1500万円の映画を制作の話があり
折村花子=松岡茉優は素材を撮っている。
プロデューサー原=MEGUMIのパワハラに
セクハラ助監督の荒川=三浦貴大。
振り回された挙句
結局、アイデアだけ奪われてしまう。
折村花子=松岡茉優がお願いしていた
出演してもらうはずの俳優 落合=仲野太賀は
役を降ろされたことで自死してしまう。
後半
父:折村治=佐藤浩市からの召集で
兄妹、家族があつまる。
なぜか 舘正夫=窪田正孝も一緒に。
家族の映画をつくると折村花子=松岡茉優と舘正夫=窪田正孝
が、撮影しながら、家族と過ごす。
そこでわかっこと。
母親は、他の人と再婚し三年前に、癌で亡くなっていた
折村花子=松岡茉優がこの作品の冒頭から母親の事があり、家族の映画を撮りたいと言っていたことが、解決する。
母親が、出ていったのは
佐藤浩市が、友人の娘さんが男にもてあそばれ亡くなり、相手の男を殴り、実刑を受け、賠償金という名の借金を返していたからだった。
最後は、父親は亡くなり、兄妹それぞれの道を歩む。
1500と赤がキーワードの作品でした。
覚書
監督
石井裕也
脚本
石井裕也
折村花子=松岡茉優
舘正夫=窪田正孝
折村誠一=池松壮亮
折村雄二=若葉竜也
落合=仲野太賀
携帯ショップの女=趣里
ホテルの社長=高良健吾
原=MEGUMI
荒川=三浦貴大
佐々木智夫(声)=鶴見辰吾
配送会社の社長=北村有起哉
鬼頭三郎=中野英雄
則夫=益岡徹
折村治=佐藤浩市