静かな雨【邦画】
2019作品 2020年公開
静かな作品と聞こえはいいが・・・
仲野太賀主演で、端役で坂東龍太が出ているので、CSを録画して見ました。
正しくは、W主演だそうで、相手役は、元坂道グループの衛藤美彩。ググってみると、源田選手の奥様だとか・・・。
要は、衛藤美彩の結婚前の、事実上女優引退の記念作品といったところかな。そういった作品が多いよね。脱いで、いつまにか結婚していたみたいな。なんか、闇がありそうなシステムですけど。
でも、アイドル上がりの実績もないに等しい方の記念作品。
恋愛ものなのに、脱いだり、キスシーンがあったりとか、ぜんぜんないです。だから、静かな作品です。
見どころは、やはり太賀。
足が悪いという設定なので、足を引きずって、延々と歩きます。
その様子が、長くて、画面が揺れるので、三半規管が弱い私は、よってしまいそうでした。演じている太賀も、おそらく、体、特に股関節がきつかったのでは?と、心配だった。
一緒に暮らすようになった、こよみ=衛藤美彩に対して、日々の積み重ねの中にたまっていくものが、最後の一滴であふれてしまい、自己嫌悪の中、感情をあらわにするシーン。
ここは、太賀の真骨頂でした。つまらない作品を、一気に、よかったと思わせる、演技は、大したものです。
太賀の障がいを持つ二人が、静かに幸せに、豊かな人生を送って欲しいと、願わずにいられない作品になりました。
あっ、坂東君。こよみ=衛藤美彩に多分好意を寄せる高校生を演じていました。お顔がよく見えなかったのですが、声が分かりました。
簡単なストーリー
足の不自由な行助=仲野太賀
覚書
行助=仲野太賀
こよみ=衛藤美彩
斉藤真理=三浦透子
木村=坂東龍汰
医者=古舘寛治
パチンコ屋の店長=川瀬陽太
こよみの母=河瀬直美
牧原貴志=萩原聖人
酔っ払いの親父=村上淳
教授=でんでん
監督
中川龍太郎
原作
宮下奈都
脚本
梅原英司 中川龍太郎