すべて忘れてしまうから
2023秋ドラマ テレビ東京
(2022年配信ドラマ・Disney+)
良かった~ミステリアスで大人の日常
面白かったというより、
見終わった後に、よかった~と、
余韻に浸れる作品。
このデジタルの時代に、16ミリフィルムで撮影されたという。
この画の感じが、これまた いい。
エンディングは、タイトルバックの代わりに、
アーテイストがBar「灯台」の一角で演奏するという設定。
これまた、この作品の雰囲気に合っている。
2話のエンディングは、三浦透子。
最初
気が付かなくて、独特の世界がいいシンガーだなと、
ガン見すると、三浦透子だったという。
最終回は、ドラマに出ている、Charaがステージに。
他の回のアーティストさんたちは、ごめんなさい、
誰も知りませんでした。
でも、久々に、エンディングをドラマ余韻を感じつつ
聞かせてくれた。素敵でした。
簡単なスートリー
ミステリー小説家のM=演 - 阿部寛は、
ハロウィンの日に、恋人F=演 - 尾野真千子が失踪してしまう。
探しもせず、ただ待っているだけのM。
Bar「灯台」の常連と店の従業員との、日常。
ちょっとした出来事。
親子問題、恋愛感情に巻き込まれる。
恋人のFは、長らく音信不通だった祖母の遺産を相続し、
職場のゴタゴタもあって、失踪。
優雅な日々を過ごし、Mのもとに戻る。
だが、修復を図ろうとするMと、
人生かわってしまった、Fとの間には
方向性が変わってしまった。
別れてしまうのである。
そして、Bar「灯台」も、オーナーが閉めるといいだす。
常連も、それぞれの立場から、Bar「灯台」に来れなくなる。
担当編集者も、Mを売り出し、成功して、キャリアアップとして転職してしまう。
友人が亡くなったり・・・。
こうして、周りの人間たちが離れて行ってしまう。
最後に、Mが思う。
些細なことでも、書いておいてよかった。
すべて忘れてしまうから
(こんか感じだったと思う)
これ、HPからブログSNSとやってきて
今更ながらじーーんときた。
そうなんだよな。
すべて忘れてしまうから、書き留めておく。
どんな些細な事、思ったこと。
別のドラマで、
小さな喜びを積み重ねて
それだけで、生きている意味になる
的なセリフがありました。
みろるは、失ったものや時を嘆き、
人生という道をちょっと迷っていたけど
この二つのセリフが救ってくれた気がする。
そんなドラマでした。
覚書
M=演 - 阿部寛
F=演 - 尾野真千子
Bar「灯台」
カオル= Chara
ミト ・ 笹瀬しほ=演 - 鳴海唯
泉真一=演 - 青木柚
常連
谷、西、乾、薮
Mの担当編集
澤田将司=演 - 渡辺大知
Mの行きつけの喫茶店のマスター
マンバ=演 - 見栄晴
Fの姉=演 - 酒井美紀
Fの祖母=演 - 草笛光子
Fの同僚=演 - 大島優子
エンディング曲
TENDRE「DRAMA」
三浦透子「おちつけ」
ヒグチアイ「しみ」
ミツメ「メビウス」
paionia「わすれもの」
七尾旅人「ドンセイグッバイ」
ROTH BART BARON「糸の惑星」
BASE
No Buses「I'm With You」
奇妙礼太郎「竜の落とし子」
Chara「Junior Sweet(JEWEL ver.)」
原作
燃え殻『すべて忘れてしまうから』
監督・脚本
岨手由貴子、沖田修一、大江崇允
(ひそかに、作中に端役で出ている)