雨に叫べば
ウエブ配信作品
2021年
面白かったよ!結局コメディだった
松本まりか主演でR指定。
てっきり彼女が脱いでいるのかと思ったら、違った。
1988年。邦画の撮影の裏側を描いた作品。
初の女性監督が、濡れ場のある映画を撮影する。
というのがメイン。
監督である、まりかの声が小さくで、イライラしながら
見続けていると、男尊女卑、パワハラの応酬。
時代設定が昭和だから仕方がないけど
ホント気分悪い。
救いは、懐かしい昭和のファッションにヘアスタイル。
見続けていると、ここまでパワハラ、女性蔑視があからさまだと、逆に笑えてきた。
タイトルの『雨に叫べば』なんだけど、
雨を降らせるシーンを、男性陣から
金がかかるとか言われて、削除される。
だけど、女子が結託し、まりかがブチ切れて
監督らしい大きな声で、『あめふらしー!』と叫び
強硬突破します。
そこで、撮影スタッフ 役者、男女のカンケーなく
一体となって、雨を降らすシーンを撮影。
ラストシーンは、キャスト全員が
ミュージカル風に歌って踊って、フィナーレって感じでした。
何気に豪華な俳優陣と須賀健太の体当たりの演技に、え?って感じ。
須賀健太が落ち目の女優と濡れ場のシーンを撮影するというシーン。
後半のメインでした。
昭和の前張り一枚で、全裸。
良いからだしているなぁと、思って見ていたら。
なんか上手なんだけど。
濡れ場シーンが!
多分、落ち目のベテラン女優役の女優さんのおかげもあるかもだけど・・・。
この間まで、3丁目の夕日で、吉岡相手に
泣きじゃくっていた、須賀健太が・・・。
もう立派な大人になったんだなぁと
しみじみ。
でも、こんなに笑える、濡れ場シーンの撮影シーンがあるなんて、初めてかも。
覚書
松本まりか=林花子(新人女性監督)
大山真絵子=須藤楓(落ち目の主演女優)
本田博太郎=奥村順三(脚本)
渋川清彦=井上研二(企画)
高橋和也=橘芳正(プロデューサー)
矢柴俊博=渡辺四郎(チーフ助監督)
相島一之=太田清(撮影)
モトーラ世理奈=佐藤よしえ(撮影助手)
菅原大吉=三田村権蔵(照明技師)
森下能幸=柳楽浩太(録音)
濱田岳=金子勇介(特機)
須賀健太=瀬川新二(アイドル色が強い主演俳優)
ふせえり=北山知子(新二のマネージャー)
矢本悠馬=樋口和人(新進俳優)
大和田伸也=河合道夫(映検調査官)
染谷有香=花子の母親(回想シーン)
佐々木みゆ=幼少の花子(回想シーン)
監督・脚本:内田英治