キッチン革命
制作 テレビ朝日・東映
2023年3月 2夜連続放送
ノンフィクションにはかなわない
正直、主要キャストの二人は、録画までして見ると
言った感じじゃなかった。
だけど、モーニングショーの終わりに、このドラマ紹介があり
実話だと知る。
明治から昭和中期までの、激動の時代に
女性が活躍したという、実在の方の物語りだということで
録画して、見ようと思った。
第一夜
香美綾氏をモデルにした物語。
戦前 明治・大正の時代に、
女性が、東京で、医師になるとは、
本当に優秀だったのだろう。
そして、ドラマの中で描かれていた
「お茶くみ、花嫁修業、寿退社」の扱い以上にご苦労されたと思う。
同志となり、人生のパートナーとなる
夫☆香美昇一= 林 遣都と共に、現在の家庭料理の在り方を根本的に改革していく姿に脱帽だ。
女であることの不利を、夫は『人しての能力を説きます』。
結果として、女というか子供のころの母の味が武器になり、
進むべき道が開かれ、まい進していきます。
第二夜
戦後の復興から高度成長時代の入り口の時代の東京で、
颯爽と、闊歩する 浜崎マホ=伊藤沙莉。
日本初の女性一級建築士という。
もう それだけですごい!
家庭環境が、建築関係というのもあるだろうけど。
建築士になるだけでなく、
日本初のステンレスキッチン。
しかも、キッチンを中心とした、間取り設計。
男どもは、女が家の中心にいるなんて!
と、息巻いていだろうね。
二夜とも・・・。
既存の概念どころか新しいことを発見し実現していくことは、もはや、運命なんじゃないかと思う。
その人だけに課せられた、運命だよ。
なにかひとつでも、狂うと実現できなかったような気がする。
もはや、人生2週目?3週目?的な感じ。
ドラマに入れれないほどの、ご苦労は計り知れない。
でも、今の、当たり前となっている、キッチンを主とした家づくり。お料理を作るときは、軽量カップ、軽量スプーンと言った軽量する概念と火加減と時間。レシピの元祖だ。
革命と言わずなんと呼ぶ!
ノンフィクションにはかなわない。
面白さと、感心さ、納得、共感。
充実した、スペシャルドラマでした。
簡単なストーリー
第一夜
綾子が医師となり、夫と栄養学を研究し
第一人者として、学校設立、家庭料理間改革に貢献する。
第二夜
今でいう帰国子女のマホは、日本初の女性一級建築士として
団地建設の際、日本初のダイニングキッチンを導入する。
キャスト
第一夜
香美綾子=葵わかな/薬師丸ひろ子
夫☆香美昇一= 林 遣都
父☆横田茂雄= 杉本哲太
母☆横田房枝= 石田ひかり
料亭のオーナー?☆深谷辰之助= 伊東四朗
綾子のおば☆横田フネ= 筒井真理子
第二夜
浜崎マホ=伊藤沙莉
公団の職員
本郷義彦= 成田 凌
津川修平= 戸塚純貴
倉木明夫= 佐藤寛太
公団の上層部
富岡= 板尾創路
鈴木仙吉= 北村一輝
ステンレスキッチンの制作工場長☆村木= 寺島 進
制 作
テレビ朝日 東映