竜の道~二つの顔の復讐者~
2020年作品 全8回
フジテレビ放送 カンテレ制作
さすが『カンテレ』作品。
期待を裏切らない、復讐劇。
原作はあるのたが、未完の作品。
カンテレは原作があっても。最後はオリジナルストーリーにしてしまう傾向がある。
どちらにせよ、最終回が楽しみなドラマだ。
視聴率はよくなかったようです。
なんとなく、復讐劇というのが、今年には合わなかったのかもしれません。
作品としては、役者さんの演技が良かったです。
久しぶりに、迫真の演技のエンケンさんを見ました。
最終回の妻を思う気持ちと、会社を失うところ
後を追おうとするシーンは、圧巻でした。
もちろん、玉木、高橋一生、二人の演技も。
7回と最終回の一生君の怒りのシーンは、ブレイク前の一生君の演技を彷彿させるものでした。
双子ということで、この二人のキャスティングは良かった。
整形していたという設定でも、兄弟に見えるもの。
違和感なし。
だけども。。。
カンテレ作品でダークなドラマに出ていた
草彅剛が演じていたら、どうだったろう。
主演じゃなくても、晃役など良かったのではないかと。。。
みろる的には、カンテレ作品=剛なんです。
昨日から、見始めて、一気に見た。
ドラマの冒頭から引き込まれる。
そして、エンディングのセカオワの歌声と曲で
泣かされる。
切ないよな。
今まで、色々と復讐劇物を見てきたけど、
恨みや憎しみを抱えて、ましてや復讐心を維持して生きていくことは、辛いさみしい人生なのだ。
いつも心に冷たいなにかを抱えている。
両親を失い、自分の人生を変えられた憎しみは大きい。
だが、人にはそれぞれ、他人から見れば
『それぐらいのコト』と思われるようなことを抱えているのではないか?
そんなことを感じたドラマでした。
次は何のドラマを見よう・・・。
玉木さんつながりなら、のだめ?
極主夫道?
復讐劇なら、、、わたしたちはどうかしている
かなぁ。
兎に角、録画しているものを見なくては。
たまりすぎです。
【以下、簡単な概要】
血のつながらない兄弟と妹。
妹に好意がある。
親の復讐する相手が大企業。
兄は、龍一。顔を整形し、名前を変え、キリシマへの復讐に人生をささげている。
弟は、竜二。国交省勤務のキャリア組。
二人は、共に助け合い、相手を思いやりながら
キリシマに復讐を企てる。
妹が上京し、一人の女性としてみている兄弟。
歯車が狂い始める。
最後は、キリシマへの復讐を果たす。
龍一は、復讐の途中で負った恨みで、刺されてしまい、亡くなってしまう。
龍一、竜二、美佐・・・三人で鍋を囲みながら楽しくすごしているシーンの中、龍一が血まみれで倒れているシーンでラストだ。
以下 みろるの覚書
【キャスト】
龍一☆玉木宏
竜二☆高橋一生
美佐☆松本穂香
倫子☆奈緒
砂川☆今野浩喜
会長☆西郷輝彦
霧島アキラ☆細田善彦
霧島まゆみ☆松本まりか
霧島扶有子☆斉藤由貴
霧島ゲンペイ☆遠藤憲一
【原作】
白川道「竜の道」(幻冬舎文庫)
【主題歌】
SEKAI NO OWARI「umbrella」