小さいおうち 2013年作品
こういう映画好きだなあ。
・・・好きになったのか!
年齢的に?
と 思ったら、山田洋二監督作品。
納得です。
小さい赤い屋根のモダンなおうちで起こった
女中タキと奥様の時子と板倉との三角関係。
何度も、黒木華のことは、書いてきたけど
なんども書くが・・・
時代劇と、昭和以前の作品に欠かせない存在。
時子役の、松たか子さんの、年齢に応じた
美しさは素晴らしい。
家庭がありながら、板倉にひかれていく様子は
可愛らしく、いとおしい。
立場を考えると、二人の恋路を邪魔してはいけない
タキ。
二人を引き裂いてしまいます。
小さな嘘は、晩年のタキの心の中にまで息づいていました。
独身を貫いたタキは、後悔と板倉への気持ちを抱き続けていたのだろうな。
だけど二人に思われる板倉。
吉岡秀隆・・・じゅん君ですよね。
なぜモテるか、疑問ですが、昭和の時代はイケメンだったのかもしれませんね。
中嶋朋子もちょっと出ていました。
北の国から彷彿した映画でもありました。
ラストは、時子の息子さんとタキの甥っ子(妻夫木聡)
が、板倉宛の手紙を読んで、終わります。
【簡単なあらすじ】
平井家の女中と主の妻時子と
主の部下板倉との三角関係の物語。
道ならぬ恋に落ちた、時子と板倉。
次第に、ご近所さんにバレて行きます。
密かに板倉に恋心を持つタキ。
板倉が徴兵されることになり、
時子が会いに行くことを止めます。
時子の手紙を板倉に渡すとタキは家を出ますが・・・
晩年タキの部屋から、その手紙が出てきます。
渡せずにいたのですね。
それは、時子を思ってのことか
嫉嫉妬心からなのか・・・。
時子は、戦争で夫と共になくなります。
タキは生き続けます。
板倉は、画家になっていました。
時子の息子、恭一も生きていて
タキの甥と語らい ラストシーンです。
【キャスト】
平井時子☆松たか子
布宮タキ☆黒木華
布宮タキ(晩年期)☆倍賞千恵子
板倉正治☆吉岡秀隆
貞子☆室井滋
松岡睦子☆中嶋朋子
荒井軍治☆小林稔侍
荒井康子☆夏川結衣
荒井健史☆妻夫木聡
【監督】
山田洋次