私は米倉版の黒革の手帖を、リアルタイムで毎回楽しみに見ていた世代。
なので、世間で言われる、
武井では若すぎるといったネガティブな先入観はありました。
でも、見ずにはいられない、この作品。
ストーリーは、昼は銀行、夜は銀座のホステスに派遣で働いていた武井が、親の借金を完済する。
銀行時代に、隠し口座・隠し財産・脱税といった裏の取引を手帳に書き留め、それを武器に銀行、隠し口座を持った人々、日本のドンからお金を調達する。順調に上り詰める中、はめられて、すべてでもなていけど、まぁほどんとすべてを失うところまで落ちるが、最後は、銀座の頂点の象徴であるルダンを手に入れる。
しかし、ラストでは・・・警察に同行させられるというところで、終了。
米倉版の時は、違和感がなかったんだけど、
銀行のシステムとか、紙切れ一枚で完全な証拠になるのかとか
疑問がわいてくる。
そんなのを一切考えず、見てみると、武井の目力だけが印象に残る。
今思えば、演技だけではなかったのもかもしれない。
ファッションが・・・テレ朝だなぁ。と、つくづく思う。
この低視聴率が当たり前の中、健闘したと思う。
なにせ、ドラマをほどんと見ない旦那が、はまっていたのだから。
広い世代に受け入れられたのではないか?
銀座・ママ・・・水商売ものは、あこがれと、現実と、手に届きそうな世界でもあり、遠い世界でもある。世の男たちが、ママ、ママと連呼する、そんな世界の裏側をみたいという心は、いつの時代も、変わらないと感じたドラマであった。
以下 ワタシの覚書
原口元子 …… 武井 咲
安島富夫 …… 江口洋介
山田波子 …… 仲里依紗
村井 亨 …… 滝藤賢一
牧野 …… 和田正人
島崎すみ江 …… 内藤理沙
橋田常雄 …… 高嶋政伸
岩村叡子 …… 真矢ミキ
中岡市子 …… 高畑淳子
楢林謙治 …… 奥田瑛二
長谷川庄治 …… 伊東四朗