【立夏】


今日、5月5日(日)から19日(日)まで二十四節気の「立夏」です。


・夏至、冬至:二至(にし)
・春分、秋分:二分(にぶん)
・立春、立夏、立秋、立冬:四立(しりゅう)

 これらをあわせて、「八節」と言いますが、


今日のAM9時10分に黄経45度となり

『立夏』を迎えました。


暦の上での夏が始まります。




若葉が茂り、さわやかな風、気持ちのよい五月晴れの空。

夏の気配を感じはじめる季節です。


立夏から立秋の前日(8/6)までが暦の上での夏となります。


(画像はMissyさんより拝借しました)


まだ少し肌寒いような日もあり「夏」の到来と言っても実感が湧きませんね。


本格的な夏はまだ少し先ですが、カラダの中では夏の準備が始まっています。


東洋思想には「天人合一(てんじんごういつ)」という言葉があり、人も自然の一部として捉え、自然界で起こる事象は人間の身体でも起こりうると考えています。


人間の体も冬の間じっと内包していたエネルギーが春になると外へ向かうようになり、

さらに、夏は春よりも陽気が高まり、エネルギーも一層外へ外へと向かいます。


焦ったり怒ったりせず、花が咲くかの如く、ほがらかに過ごしたいものです^_^

 

『立夏の養生』につきましてはまた後日アップいたします^_^


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立夏〜七十二侯〜


立夏をもう少し詳しく…初候・次候・末候に分けます


【立夏 初候・蛙初めて鳴く】

(5/5〜5/9)




田んぼで蛙が鳴きはじめるころ。

オスの蛙がメスを求めて鳴き始め、少しずつ夏の気配が感じられるころ。

真夜中に響く蛙の大合唱は、夏の夜の風物詩です。


蛙は生まれてから別の場所へ移動しても、その後必ずもとの生まれた池に戻ってくることから「帰る=蛙 (かえる)」と呼ばれるようになったといいます。

 

「無事帰る」「お金が帰る」などにつながることから、古くから縁起が良いとされてきました。


畦の蛙

アサリ、藤の花

端午の節句、菖蒲湯、柏餅、粽、鯉のぼり



【立夏 次候・蚯蚓出る(みみずいずる)】

(5/10〜14)




冬眠していたみみずが土の中から出てくるころ。


「自然の鍬 (くわ)」とも呼ばれるみみずは、土を肥やし耕してくれる田畑の隠れた味方です。


みみずの英名は、「earth worm = 地球の虫」です。

アリストテレスは、みみずを「大地の腸」と言い表しました。


母の日

苺の旬 

ほおじろ ほととぎす 

愛鳥週間

長良川の鵜飼い開き



【立夏 末候・竹笋生ず(たけのこしょうず)】

(5/15〜19)



たけのこがひょっこり出て、ぐんぐん上に伸びていくころ。


やや遅く感じられるかもしれませんが、タケノコの種類によって収穫期も少しずつずれてきます。


「竹笋生」の竹笋とは、真竹だと考えられています。

 

最も多く出回っている中国原産の孟宗竹は春先の3月中旬から、日本原産の真竹は5~6月に旬を迎えます。


『旅の日』

松尾芭蕉が5/16(旧暦3/27)に「おくの細道」へ旅立った日にちなんで


葵祭5/1