ツレが躁うつ病になりまして⑤ | ナチュログ@伊豆

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海、山、温泉、美味しい食材~自然豊かな伊豆高原に住んでいます。
食べることと音楽が大好きな私。
仕事の合間のまかない飯に食べ歩き、音楽のこと
主人の病(躁うつ病)のことなど
私の日々を綴るナチュラリーなブログ「ナチュログ@伊豆」。

~病の発端
うつ病と躁うつ病の違い~

発病して、病の事が分かってくると、その症状がで始めたのは、20代の頃までさかのぼる。

また主人のお母さん、お父さんの気質、行動も、躁うつ病の症状とかぶると主人は言う。

かかりつけ医いわく「躁うつ病の患者さんは生まれつきの場合が多い」とのこと。

主人の子供の頃の話を思い起こすと
同級生はもとよりその親達に誤解されて悔しい思いをしてきた事をよく聞かされた。
もしかして、病と知らず小さい頃から生きずらさに苦しんできたのではないかと思い巡らす。

そうとうつは簡単に言うと両極端。またそう状態の時の記憶がない人もいるので、理解されにくいことは多分間違いない。

本来の主人は、お人好しで心根の優しい人。私が結婚しようと思った理由はここで、こんなに純粋で優しい人がいるもんなんだ~この人が父親なら間違いなく素晴らしい子が育つだろう!と思ったからだ。
仕事に対しても一生懸命で気真面目で責任感が強い。お客様に喜んでもらおうと見えない努力を惜しまない人だ。

でも、病が災いし、主人のことを仕事嫌いのダメな奴という人もいる。私が世話を焼けば焼くほどダメになって行くというのだ。これは全くの誤解で、私も言われた時は自分の中で理解し切ってなかったので反論出来なかった。

仕事がしたくなくてしないんじゃなく、したくてもできないのだ。そして家族も大変なのだ。いつも希望が心にある私でも、本当に何も出来ないほど辛い時もある。

すべての人に分かって欲しいとは思わない。でも辛い時に必死に頑張ろうと思ってる時に、それじゃダメだって言われるのが一番辛かった。

そう状態は、決して気分がよくなるものでもないそうだ。気持ちは高ぶっているけれど、うつ状態より気持ち自体は落ち込んでる場合もあるので、そうとうつどっちも体感する躁うつ病は、うつ病より複雑でゆがんでいる。

うつ状態のひどい時は寝込む傾向があるそうで、主人も寝込む時があるが、これも好きで気持ちよく寝ている訳ではなく、動けないほど辛い状態を意味する。それでなくても頭の中は誰よりも厳しく自分のことを責めているのだ。

そうの状態は千差万別で、行動的になる場合が多い。通常では考えられないエピソードがたくさんある。本人も家族もそうとうつに振り回され、理解できない行動から社会的にも信用を失う人も多い。

また、うつ病よりそううつ病の方が自殺率が高いと言われているのは、躁うつ病の方が複雑で厄介で、行動的であるからという人もいる。

躁うつ病のことを知れば知るほど、怖くなったし不安になるばかりだった。インターネットの家族のページを見ても、内容はどれも壮絶だった。
光の見えないトンネルに入ってしまったようだった。

そんな時、私がパクっている「ツレがうつになりまして」は、映画も見に行ったし関連の本は全て読んだ。うつ病の話ではあったが、暗いイメージのうつ病を奥様目線にコミカルに綴る内容や絵にすごく助けられた。うつ病の人でもそう転する時もあり、その症状などもとても参考になった。