心地の良い住まい力を引き出す
建築士×レジデンシャルオーガナイザー
永瀬絵美です。
マンションに引っ越し当初から設置してあった、
造りつけ壁面収納の改装事例です。
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●before
大きさ・・・幅3.10m×奥行45cm
形状・・・洋服掛けパイプ1本&可動棚2段(ダボ穴)
扉・・・・・両開き3セット+片開き1枚
●after
大きさ・・・左:幅0.8m×奥行45cm/右:幅2.30m×奥行78cm
形状・・・左:洋服掛けパイプ1本+固定棚1段
右:洋服掛けパイプ1本+固定棚1段
可動棚3段&側面に4段(レール)
扉・・・・・フリー折戸3セット
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元々がとても綺麗で立派な収納だったため、
何が変わったかわかりづらいかもしれません。
変更箇所に下線を付けて強調しました。
親御さんが使っていたお部屋を、
現在は独立されている娘さんが使う用に、
使い勝手や収納したいモノに合わせた改装でした。
一番変えたところは「奥行」です。
45cm⇒78cmへと深くしました。
割と、押し入れ等の「奥行が深い」収納が、
お布団しまう以外使い勝手が悪いため、
クローゼットのような「奥行が浅い」収納への
改装事例は多いです。
こちらの改装理由は
・お雛様セットをしまいたい
・着物用の引出しは奥行あるもの使いたい
と言う事で、敢えて収納の奥行UP!
ただ、奥行きの深い収納の盲点は、
奥が深いだけに、つい出し入れが楽な、
「手前」にモノを置いてしまいがちな事。
なので、デッドスペースとなる、
下に置く予定の引出しの上部を活用。
※引出しはお客様自身で市販品をご用意
◆棚柱(ダボレール)と可動棚
棚柱とは、棚の取付高さを1~2cmピッチで
自由に変えられる便利な製品。
↓棚柱についての記事↓
棚に納めるモノが生活と共に変わっても、
気軽に自由に棚の高さを変えられるのが魅力。
奥行きがあるため、手前のパイプに洋服を掛けても、
奥の壁に鎮座する棚には影響しません。
ただ、足元に奥行75cmの引出しを置き、
手前に洋服がズラーっと並ぶと、
ちょくちょく出し入れするにはちょっと大変。
この棚は毎日出し入れするものよりは、
季節のモノやたまに使うモノ向きです。
また、向かって右側、
構造上仕方ないのですが大きな「梁」があるため、
小壁を作らざるを得ませんでした。
勿論、その裏側のスペースも活用します。
側面に可動棚
◆奥行30cmなので畳んだ洋服の収納も余裕!
側面の棚は出し入れがしやすいので、
日常使うモノの収納に向いています。
棚自体はネットやホームセンターでも買えるので、
必要に応じて増やす事も可能です。
最初から間仕切り・棚をつくり込む収納もありますが、
このような「余白」を残しておくことで、
後々の収納の巾が拡がる手法もあります。
次回は扉について書きます。
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