永瀬絵美です。
昭和の時代に流行った壁。
それは京壁。
じゅらく壁とか砂壁とも言います。
いわゆる緑色のザラザラした、
固いもんぶつけるとポロポロ崩れる、
あの壁です。
和室によくあるあの壁
◆ここは左官屋さんの出番です
さて、この京壁ですがそのまま何かを
上塗りしても京壁ごと
ごそっ
と落っこちてしまいます。
表面に塗る仕上材はその下地が
しっかりしていなければ
元も子もありません。
ですので、この“しっかりしていない”
京壁は根こそぎ落とすしかありません
一般的に言われている落とし方は、
霧吹きで水をまんべんなく掛け、
全体を湿らせてからスクレイパー
（金属性のヘラ）で削ぎ落とします。
ところが！こちらの左官屋さんは凄い！
（技術大会で日本一の左官屋さんです）
水に専用の薬品を入れて凝固
◆プルプルに凝固しました～。
そしてコテでまんべんなく
この「プルプル」を塗っていくのです。
その後は水分が乾く前に素早く！
◆こそぎ落とします
そしてこうなりました。
京壁を削ぎ落とす前
京壁を削ぎ落とした後
この後は下地の処理です。
どうぞお楽しみに～♪