「どういう家に住みたいか」より「どう暮らしたいか」 | 住まうほど味が出てくる家づくり&図面描き

住まうほど味が出てくる家づくり&図面描き

インテリアコーディネーターのつもりが何故か家一棟の設計から現場監督までするハメに!?建築現場で培った家づくりのノウハウや、この業界のアレコレを綴っています。

住まい力を引き出す建築家、
永瀬絵美です。

今日もホントに寒かったですね~。

家に辿り付いたら室温が10℃汗
私の住まいは築40年のスッカスカの
古い木造建築です。

現場でキンキンに冷え切り、
足の先まで凍えた身体を震わせ、
やっとの思いで部屋に入ってみたら
吐く息が白い寒々しい有様。

正直、ガッカリします。

私は寒さには滅法弱いので
「冬眠制度」が日本に出来たら、
桜が咲くまで冬眠していたい。

何が言いたいのか?
と言うと…

寒さから逃れたいのです!

「どう暮らしたい」
と言うのは、私の場合は
“寒さを感じない家”です。

あなたの望む暮らしは何ですか?

家づくりで構想を練り始めるとき、

・間取り
・外観
・内装(インテリア)
・水回り
・収納

これらは一生懸命考えます。

でも“寒さを感じない家”と言うのは
図面でも仕上表にも出てきません。
だから、考えるのが後回しに
なってしまうのかもしれません。

しかし、実際は逆です。

<どのように暮らしたいか?>

これを元にして、間取り・内装・設備等
決めていかないと住み心地を
良くする事は難しくなります。

つまり、“内装・間取り…”等に
合わせて暮らすのではなく
“暮らし”にそれらを合わすのです。

私が今まで担当したお施主様の
“暮らし方”のご希望を挙げると

・陽射しが心地良い家
・友人を沢山呼んでパーティ出来る家
・犬と一緒に暮らせる家
・夜は間接照明で映画鑑賞出来る家
・庭を眺めて癒される家

これらを実現出来る家のために
見合った間取り・外観・内装・設備等を
決める事をオススメします。

そのほうが断然、住んでからの
満足度が高いです。