橘玲の
をちょっと読んでみたけど、
脱落してしまいました。
冒頭のベイズ定理の話で、
P は確率(Probability)の頭文字で、P(M|D)は「飛行機がひどく揺れていると仮定した場合の墜落の確率」。それを計算するには「なにも起きていない段階で、飛行機が墜落する統計的確率(1000万分の1)」「墜落する前にひどい揺れが起きる確
率(これは間違いないので確率1=100%)」「無事に着陸できるのにひどく揺れる確率(このような統計はすぐに手に入らないので、主観的に100分の1とする)」があればいい。これをベイズの数式にあてはめると、この飛行機が墜落する確率が10万分の1で、無事に着陸できる確率が99.999%であることがわかる。
これを読んで「なるほど!」
と思う人間はそんなにいない。
近年、日本での航空機事故というのは、例の羽田空港での海上保安庁機との衝突があったぐらいで、めったに起こらないことは経験的に分かっているはず。
本文では、
イーロン・マスク
ピーター・ティール
サム・アルトマン
ヴィタリイク・ブテリン
という4人の
カリスマ・テクノリバタリアン
を例に挙げて論が進んでいく
みたいだけど、そこまで
行かずに脱落してしまいました。
そもそも、日本では
大谷翔平の通訳が持ち金を
ギャンブルに使っていた
ぐらいが話題になるのが関の山
なんです。
カリスマを称揚化しすぎることの弊害について
もっと考えるべきでしょうな。