「月の恋人-歩歩驚心 麗」の話


陛下とヨナの結婚式の日、ヘスは祈願塔でお祈りをしています。そこへジョン皇子が少し戯けてやって来ます。傷付いているであろうヘスを心配して。

俺も呼ばれなくて、と笑い、こんな扱いを受けてもまだ残るのか?とヘスに訊くジョン。
いっそのこと俺に嫁げよ、幸せにする。その蝶の様に自由に暮らそうと、ヘスの簪を指します。
ヘスは、遠い戦の地で武芸の稽古ばかり見せられる気がします、と笑います。
ジョン皇子は、助けがいる時は呼べと言います。お前が望むと言えば何でもしてやる、と。
望むとだけ言えばどんな事でも叶えて下さるんですか?と軽く受け止めるヘスですが、皇子は真面目に、そうだ、覚えていてくれ、"望む"だ、と。


この後も、好きなシーンまでの経緯を、本編見られてない方様に何となく書いてます。
好きなシーンは次の記事に書きます。


これまでずっとヘスの傍でお世話係をして来たチェリョンは、実はウォン皇子に操られており、ワンム暗殺の実行犯であった事や、ヘスについての密告などが発覚し、処刑されます。

妹の様に思って来たチェリョンの死で、ワンソとも上手くいかなくなり、とうとう耐えられなくなったヘスは、ジョンへの伝言をペクアに頼みます。
蝶の簪を渡して、"望む"と伝えて欲しいと。ヘスが心から望むと…。

それを聞いたジョンは、陛下にヘスとの婚姻を願い出ます。先王からの教示を示し、先王から許可は頂いていますと。そこにはワン・ジョンとヘ・スの婚姻を許可すると書かれてありました。それは、ジョン皇子が希望し、先王ワンヨに褒美として戴いたものでした。
ワンソは相手にしませんが、ないがしろには出来ない筈ですと畳み掛け、それにヘスも望んでいます、と主張します。

ワンソは頑として受け入れようとしません。
ヘスも婚姻の話には驚きましたが、皇宮から出たいとお願いします。でもワンソは離れる事は許さないと聞く耳を持ちません。
…本当は、いつも自分が傍に居るようにと、ワンソが自分の肖像画を描かせていた事で、ヘスを出宮させるつもりだったのではないかと思いますね。ただ、誰にもやらん、って事でしょう。

皇后も、先王の教示を無視して、また皇室への反感を買う気ですかと詰め寄りますが、ヘスだけは駄目だとワンソ。業を煮やした皇后は兄であるウク皇子の手を貸ります。
その時謀反の疑いをかけられ幽閉されていたウク皇子ですが、ヘスが皇宮から出たがっている事を知り、ワンソにヘスとの関係を明かします、将来を誓いあった仲であったと。

ワンソはすぐにヘスに確かめますが、以前の事でも認めるしかないヘスは、その通りです、と答えます。
兄弟の命を奪い、自分を苦しめて来たウク皇子とヘスの関係を知り、今もヘスの気持ちがウク皇子にあると誤解し、傷付き憤り、これ以降二度と会う事は無いとヘスに告げ、立ち去るワンソ。このワンソの言葉は実際にそうなります。

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