君は窓の外を見る。
僕が君の名前を呼んだのを、分かった?
君にしか分からない感情。
君にしか分からない匂い。気持ち。
君が大事にしてる感情。声。
君は涙を流すでしょう。
隣の人に気づかれないように。
きれいな涙。
僕にも分けてほしいくらい。
それが感じたくて、ここに来たって、知ってる?
こんなにたくさんの混ざった、ジュースのような、
鋭いような、ジンジンするみたいな、ぼわぼわしたり、
星がパチパチ光ってはじけたり、クリスタルのキラキラした虹みたいな、
そんなのが、あるんでしょう?
どこで感じてるの?その肉体の中の。
そしてそれが涙になって出てくるなんて。