ひこばえの森から

ひこばえの森から

二度目の命をいただいた時、「自然と関わり合って生きる」と、決めた。農業、自然観察、サステイナブルな暮らし、自然素材のクラフト、自然食、天然酵母のパン、そして心と体の癒し・・・遊び心も尽きない。

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久しぶりのイベントです。

 

さわやかな新緑の 木漏れ日の下で 

心と身体を癒して、ほぐして・・・

 

「朝ヨガと頭ほぐし」

 

  日時:5月21日(土)10:00より

       (雨天中止・・・前日20日12時に判断

   場所:カフェ ひこばえの庭にて

  定員:30名・・・・予約締切は 5月16日

  日程  9:30・・・受付開始

        10:00・・ヨガ

        10:45・・ヨガクールダウン

        10:45・・頭ほぐし

        11:00・・ランチ~

 

   参加費:

     A:ヨガのみ・・・・・500円

       B:ヨガ+ランチ・・・1,500円

       C:ヨガ+頭ほぐし・・1,500円

       D:ヨガ+ランチ+頭ほぐし・・2,500円

  

  お申し込み・・・パン&カフェひこばえ

         TEL 0959-34-3276

  当日、熱、のどの痛みなどがある場合には

   参加をご遠慮くださいますようお願い致します。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

久しぶりのイベントですね。

コロナはまだ落ち着いてはおりませんが、

十分な間隔が取れて、さわやかな風がそよいでる

ひこばえの庭でなら大丈夫かな・・と思って

開催することにしました。

もちろん、「ソーシャル・ディスタンス」は

しっかり守りますよ。

 

心と、頭と、身体・・この際

コロナに負けないよう、リセットしましょ。

 

 

 

 

 

これはネ、防寒対策ではなくて、”害虫対策”の為に

庭の周囲に植えてあるクヌギたちをラップでグルグル巻き

にしておるのです。

 

”カシノナガキクイムシ”という害虫に幹に穴を開けられ、

一番左の大木はとうとう枯れてしまいました。

主に”ナラ系”の大木を食い荒らす体長が僅か5㎜程の小さな

甲虫なんだけど、1本のクヌギに数千匹という大群で取りついて

穴を開けて、そこに”ナラ菌”というカビのような菌を植え付けて

それを幼虫が食べるのだけれど、そのナラ菌が水や養分を

吸い上げる木の導管を詰まらせるもんで、木は水や養分を

補給できずに枯れてしまうのだ。

 

穴の大きさはと言えば、こんなもんだ。

これだけじゃ分からんよね。

これが、その穴のおおきさ。

1ミリあるかないか・・・。

根回り部から約5mくらいのところまでびっしりと開けられた穴

からは、木くずが木の根元が真っ白になるくらいに噴き出して

いるのだ。大木がやられ易いらしく、一番端の大木が真っ先に

やられたようです。

 

実は、ラップを巻いた3本もやられているんだけど、

枯れるほどの数ではなかったのと、早く気づいたんで、

開けられた穴に防虫剤を入れて、多少は防除できた

のかもしれない。枯れた大木は近々切り倒して

処分(焼却)するので、ラップは巻いていない。

 

ラップを巻いたのは、”防除”では無くて、その木から

ふ化したキクイムシが飛び出さないようにするためだ。

まもなく、5,6月ころになると、ふ化したキクイムシが

今の木から一斉に飛び出して新しい木にとりつくのだ。

それを防ぐために取り敢えず、ラップで穴が開いてる付近

をグルグル巻きにしているのだ。

 

まあ、これで防げるかどうかは、ネットで調べてやってる

だけなので、ようわからんのやけどね。

旨く行ってくれることを祈るだけだね。

 

このクヌギたちは、この土地を手に入れて、

カミさんと二人で雑木林を伐採して、更地にした後、

ログハウスの建設に取り掛かる前に記念に植えたのだ。

もう30年になるのだな。

まさかこんなに大きくなるとは思ってなかった。

そうだね、我が家のシンボルみたいなもんかな。

この木の下でのコンサートや、ヨガ教室、そして

フリーマーケット・・・

ぼくらはもちろん、お出でになったお客様たちも

きっと癒されて、心地よく過ごしてくれたことでしょう。

 

こいつらが枯れちゃったら、また植えてもさ、

こんなになるまで、あと30年だよ。

       待てない・・・かもなぁ・・・。

 

どうか上手くいきますように・・・。

神様、どうかクヌギたちを守ってください・・・まし。

 

 

今年も一年が始まりましたね。

なんて・・・・もう1月の晦日近くだよね。

年明け早々に義母がなくなり、

今日はもう”3七日”。

91歳になったばかりでした。

 

1昨年、夕方に自宅で転んで骨折し、

そのまま地元の病院へ入院しながら

介護を受けていたのですが、だんだんと

体力が落ちて来て次第に動けなくなり、

寝たきりになっておりました。

 

カミさんは寝たきりになってからも、

コロナのせいで合えない日もあるなかで、

電話だけは毎日欠かさず掛けて

おりました。偶に遅くなると、向こうから

電話してきたり。そんな電話も、

次第に掛けることができなくなってきました。

その頃には、体力もだけど、認知の方も

落ちてきて、電話を掛けることもできなく

なって来ておったのですね。

 

”かあちゃんが、壊れていく・・・”

カミさんは、涙をこらえるように、

そうつぶやいていました。

 

カミさんと付き合いだして、3ヶ月位

した頃かな。カミさんを家まで送って

行くと、義母が出てきて、

「ごはんば食べていかんネ」

と、にこやかな顔で言ってきました。

「えッ・・・ああ、ハイ・・」

その日から、結婚するまで、ほぼ毎日

仕事の帰りにカミさんのうちに寄って

晩御飯を食べて帰ることになったのです。

義母は学生寮の調理師をやっておったんで、

その料理は、ワタシにとっては毎日

最高のごちそうでしたね。

ええ、義母のご飯にやられちゃったので

ありますよ。

 

年が明けて、義母のことがあったりして、なんとなく

落ち着かない、フワフワした日々を過ごして

おるのは、かてて加えて、お互いの体調も

なんだか落ち着かないのだ。

カミさんは血圧が不安定で、不眠気味だし、

オイラは背中に鈍痛があったりして、

休みの日は交替で病院行きだ。

 

こどうやら、今年の目標は、二人とも

”身体の修繕”・・・のようだ。

昨年から、働き方改革・・で、休みを

増やしたんだけど、今年は、更に

仕事内容・・・カフェや、ケーキ、パンの

事業も、改革をしなければならない時が来た

のかもしれない。

 

あの時以来、10年ごとに仕事・・・新たに

事業を立ち上げて来た。

41歳から、ペンション

50歳から無農薬でのシソのハウス栽培

61歳からケーキとカフェ、そしてパン。

 

さて、ここからはまだ決まっていない。

ただ、心は・・うずうず・・・している。

身体がかわると、心も変わって来る。

何かを・・・変える・・・か。

変えるには、エネルギーもいるんだよな・・・。

暫くは、また悶々とした日が続く・・・な。

 

 

可愛らしいですねえ。

これは、先月末の二十日大根。

今日(12月10日)現在は、もう普通のミニ大根並みの大きさに

なっております。

 

今年の秋作は、まったくの無肥料、無農薬。

一応耕したんで、いわゆる”自然農法”ではないのだけどね。

それに、”無肥料”とは言っても、去年の春作の時に

堆肥を少し入れたんで、多少はそれが残ってるだろうから

ねえ。まったくの無肥料っては言えないかもしれんね。

 

全く肥料いれてないんでね、立ち上がり・・というか

芽が出るのも遅い。

ホウレンソウなんか、えらい出てこないんで、思わず

種まいた辺りをほじくり返してみたもんネ。

ええ、確かに種がありまして、少しづつ芽がでてきて

おりまして、一安心。なんかね、健気ですね。ちやんと・・ネ。

 

出てからも、ホントニゆっくり。

ホウレンソウって、こんなに時間かかったっけ・・。

というくらいゆっくり。まあ、肥料分が少ないんでね、そんな

もんかな・・と。

それでも、今ではこんな感じです。

手前の生い茂っているのは、苗から植えた”ミズナ”。

こいつもスタートはモジモジとして、「枯れるんじゃないいやろね?」

とやきもきしてたら、雨が降るたびに勢いづいて、モコモコ

と一気に大きくなったねえ。

それでもね、お店で売っている水耕栽培のヤツに比べると

高さというか、長さなんか全然違うのネ。あんなね、スラッとは

してなくてさ、横にモワッって感じかな。

 

その向こうがニンジン。そして、ホウレンソウ。その向こうが

ルッコラ。

ニンジンはね。これも、ゆっくりだね。大きくなるのは、年明け

くらいかな。

ホウレンソウは、おかげで、もう少しづつ収穫している。

大きいのもあれば、ちいさいのも・・ってかんじかな。

ルッコラは思ったより早かった。もう、どんどん採って、

ミズナといっしょに、ランチのサラダに入れいるのだ。

ちょびっと、辛みがあるやつ。

 

これはね。左が近くのスーパーで買った来たホウレンソウ。

右側は我が家のホウレンソウ。

ちょっとだけ、色が薄いのがわかるかな。

化成肥料たっぷりと入れて作ると、濃い緑のなる。

肥料分が少ないと、周りの雑草と同じ薄緑になるのだ。

もっと肥料分が少なくなると、黄色くなるけどね。

緑が濃いのは、野菜が消化しきれなかったチッソ分。

いわゆる”硝酸態チッソ”ってやつだ。

 

もちろん、そのまま食べるのはやめた方がよろし。

虫たちにとっては大のごちそうだけど、人間には色々と

弊害がありそうだな。これは煮詰めてやると抜ける。

ああ、煮詰めてやると、ついでに残留してる農薬も

抜けるよ。

 

無肥料でやると、そんな余分なチッソなんか残って無い。

その僅かなチッソを一生懸命使って成長してるのだな。、

だもんで、そんなまずいもの食えないから、虫も寄ってこない。

まあ、この時期は寒いんで、虫も少ないんだけどね。

 

これは、有機栽培でやってても同じ。

有機だからって、未完熟の堆肥なんかを毎年バンバン

入れてたら、チッソ分やらの養分がメチャクチャ増える。

”有機栽培”だからって、油断してはいけない。

”化成”だろうと、”有機”だろうと、”肥料”は肥料なのだ。

 

できたら、無農薬がいいけど、

なかなか、そうとばかりはいけないよね。

これほど食事がキチンと食べれるようになったのは、

農薬のおかげだもんね。

 

これから、もう一段の栽培技術・・・できるだけ

農薬を使わないでいい方法・・・の知恵を磨いて

欲しいなあ・・。

しかも、これ以上、自然環境に負荷をかけない方法でね。

 

”謙虚”・・・・

日本原産のガクアジサイの花言葉だ。

 

たしかに、普通のアジサイに比べると、

花数からしても質素かもしれないな。

でも、その青は薄暗い雨模様の中で、

ひと際鮮やかに輝いている。

 

なんだろうな、これほど雨が似合う花は、

他にはないと思う。

 

今日、長年お世話になっていた知人の

訃報を聞いた。

ふと、用事を思い出して、しばらくぶりに

電話をしたみた。

「現在使われていません」

「え、電話変えたんかな?」

仕方なく、彼女の知り合いに、電話してみた。

「えッ、社長知らんやったと?」

 

「ウソやろ・・・・あんなに元気やったとに・・」

すでに、5月の半ばに亡くなっていた。

まさかのことに、しばらく放心状態だった。

 

迷い事があるたびに、訪ねて行っては、

進むべき道を教えて頂いた。

彼女の家族のことも、知人友人も、

一人二人しか知らなかった。

もちろん、その人たちの住所や電話も知らない。

彼らも、私のことは知らないだろう。

20年前、仕事で知り合ったけど、

彼女と私とカミさんと、そして、お世話になった

3女とのお付き合いだった。

だからして、誰からも、病気などの連絡はなかった。

 

まだまだ、聞いておきたい事、話したい事、

いっぱいあった。

ひこばえの商売の様子も報告しなければと、

思っていた矢先のことだ。

「おかげさまで、順調に・・・」

と・・・。

 

ずっと、人の道を説いていく人だった。

気さくなんだけど、自分の弱さなど

見せない人だった。愚痴など、聞いたことも

なかった。

たぶんそれは、気取りとかではなく、彼女の

”自”だった。 気さくな・・・。

 

晩年は・・・晩年も、幸せだったことと

おもう。思う存分、生きたことと思う。

彼女もまた、”波乱万丈”の人生を

生きて来た。面白い人生だったことだろう。

 

 

今年は、いつもより、赤い花のアジサイが

いっぱいに広がって咲いている。

まるで、彼女を称えるように・・・

 

ピンクのアジサイの花言葉は、

     

 ”元気な女性”

 

  まだ、信じられない  私です。