アジサイの花言葉・・・元気な女性 | ひこばえの森から

ひこばえの森から

二度目の命をいただいた時、「自然と関わり合って生きる」と、決めた。農業、自然観察、サステイナブルな暮らし、自然素材のクラフト、自然食、天然酵母のパン、そして心と体の癒し・・・遊び心も尽きない。

”謙虚”・・・・

日本原産のガクアジサイの花言葉だ。

 

たしかに、普通のアジサイに比べると、

花数からしても質素かもしれないな。

でも、その青は薄暗い雨模様の中で、

ひと際鮮やかに輝いている。

 

なんだろうな、これほど雨が似合う花は、

他にはないと思う。

 

今日、長年お世話になっていた知人の

訃報を聞いた。

ふと、用事を思い出して、しばらくぶりに

電話をしたみた。

「現在使われていません」

「え、電話変えたんかな?」

仕方なく、彼女の知り合いに、電話してみた。

「えッ、社長知らんやったと?」

 

「ウソやろ・・・・あんなに元気やったとに・・」

すでに、5月の半ばに亡くなっていた。

まさかのことに、しばらく放心状態だった。

 

迷い事があるたびに、訪ねて行っては、

進むべき道を教えて頂いた。

彼女の家族のことも、知人友人も、

一人二人しか知らなかった。

もちろん、その人たちの住所や電話も知らない。

彼らも、私のことは知らないだろう。

20年前、仕事で知り合ったけど、

彼女と私とカミさんと、そして、お世話になった

3女とのお付き合いだった。

だからして、誰からも、病気などの連絡はなかった。

 

まだまだ、聞いておきたい事、話したい事、

いっぱいあった。

ひこばえの商売の様子も報告しなければと、

思っていた矢先のことだ。

「おかげさまで、順調に・・・」

と・・・。

 

ずっと、人の道を説いていく人だった。

気さくなんだけど、自分の弱さなど

見せない人だった。愚痴など、聞いたことも

なかった。

たぶんそれは、気取りとかではなく、彼女の

”自”だった。 気さくな・・・。

 

晩年は・・・晩年も、幸せだったことと

おもう。思う存分、生きたことと思う。

彼女もまた、”波乱万丈”の人生を

生きて来た。面白い人生だったことだろう。

 

 

今年は、いつもより、赤い花のアジサイが

いっぱいに広がって咲いている。

まるで、彼女を称えるように・・・

 

ピンクのアジサイの花言葉は、

     

 ”元気な女性”

 

  まだ、信じられない  私です。