13歩目 「振り返る」 | ナチュラルファッションとお散歩と。。。

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ナチュラルファッションのお洋服の制作風景と日常生活で出会った素敵なさんぽ道などを写真を交えてご紹介致します。

後ろを振り返ることって一度や二度、あると思います。

片付けして偶然見つけた昔の雑誌。

もう20年以上前の本でその当時流行っていた物や事柄が載っていて

その時自分はどうだったかを振り返って懐かしむ。。。

 

奥に仕舞い込んでいた革の財布。

もうずいぶんクタッとしていて手入れが悪かったせいもあってか

水じみが出来て見た目もなんだかボロボロに見える。

なので新しい革財布を買って使っていたのですが

ふと久しぶりに前のを取り出してみたら

今ではいつの間にかそっちの方を使っている。ボロボロなのに(笑)。

 

愛着ってすごい。

 

 

 

 

 

 

 

 

服のデザインを考える時、

昔作ったものを見返して考える。

この色と、この色で今度作ってみよう!とか

ここをこうすればもっと着やすいかな?とか

大胆にこの部分を変えてみよう・・・とか。

 

頭で考えたものが形になり、それを元に変化を加えようとしている分、

リアリティーがあってより前向きなものが出来る気がする。

 

なので、部屋の中には過去に作った表に出さなくなった物を飾る様にしております。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

で、カーブ定規が壊れたというお話。

誤って真っ二つに折ってしまった。。。

泣く泣く買い直し。

 

昔、知見を広めるために立体裁断の教室に通ったことがあって

そこでのオリジナル定規として売っていたもの。

この定規はカーブ線を使う時はもちろん、直線にも、キツイカーブ線を引く時にも、

さらに分度器機能も付いているスグレモノ。

 

実際には直線は直線定規を使っていて、分度器は分度器単体の物を使っているのだけれど。

でも何故かカーブ定規は他のメーカーの物では無くここのをずっと使ってた。

これは愛着とかではなくって単純に自分にとっては使いやすかったから。

 

パターン(型紙)を書く人って色々なタイプがいるらしく

カーブ定規は使わないで意地でも直線定規で引く人や

その用途に合わせて道具を変えている方や

自分のように固定して使っている人など様々。

 

結局は素晴らしいシルエットのパターンが出来ればどれ使っても良いんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

立体裁断の授業は楽しかった。

学生向けでは無く社会人専門の学校なところもあって周りはみんなほぼ経験者。

様々な理由で通っているんだろうけど

その人達から色々な刺激をもらえたし真剣さが伝わってた。

 

先生も自分の知っている事は包み隠さず全部伝えたい!っていう方だったので

間違えたら厳しかったし、出来たらしっかりと褒めてくれる。

 

どこかの会社に入って、社会人として過ごしていくと褒められることはそんなに多くは無くなってしまうのですが

だからなのか、褒められるとすごく嬉しかった。

 

今でこそ海外にバンバン渡って・・・というのが当たり前だけれど

当時は結構狭き門だったのではないかな?と思う。

そんな時代に先生は海外に渡って立体裁断を会社に入って学んできたらしい。

 

そこでの苦労話や海外での暮らし、そのアトリエに勤めて学んだ事はどんなに素晴らしかったか?などを

ちょっとした休憩時間で話してくれたのも楽しかった。

 

逆に当時の日本の服飾業界の事においても言及していて

駄目なところをキッパリと言っていたのを思い出す。

 

これは避難とか悪口を言いたかったという訳ではなくって

日本が駄目で海外が優れている、という事が真意でもなくて

だからこそ変えたいが為に教室を開いたんだってことに繋がっていくのだけれど

真剣に教えているのはそういう事なんだなって気付いた。

 

もう、亡くなって10年以上経つんだな。。。

この定規を見る度にあの時の授業が思い出される。

 

では

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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